アンダーパーは2人だけ! タイガーは3打差の5位タイ発進!
海外男子ゴルフのメジャー第2戦「全米オープン」が6月14日(木)、ペンシルバニア州のオークモントCCで開幕。戦前の予想では、超高速グリーンによりアンダーパーも危ういと予想されていたが、前日の雨によりグリーンは思いのほか軟らかく、ピンにからむショットも多く目立った。それでも、コース上に点在する210のバンカーと、入ったら出すだけに終わる深いラフに苦しめられる選手が続出。終わってみれば、やはりアンダーパーは2人だけというロースコアの展開となった。
そんな中、2アンダーで単独首位に立ったのはイングランド出身のニック・ドハティ。米国ツアーでは未勝利、欧州ツアーで1勝を挙げているドハティがバックナインでスコアを3つ伸ばすなど、この大舞台で最高のスタートを切った。続く1アンダーの単独2位には、パー5で手堅くスコアを伸ばしたアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)。イーブンパーの3位タイには、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、バッバ・ワトソンの2人が並んだ。
3度目のタイトルを狙うタイガー・ウッズは、「全英オープン」と同じようにティショットでアイアンを多用したが、フェアウェイを外すこともしばしば。ラフからのショットが多く目立ち、思うようにスコアを伸ばせない。それでもこの日1オーバーにまとめ、16人がひしめき合う5位タイの集団に踏みとどまった。この集団には、連覇を狙うジェフ・オギルビー(オーストラリア)、ジム・フューリック、ビジェイ・シン(フィジー)らも含まれている。
注目の日本勢では、片山晋呉が健闘。通算2オーバーの21位タイとして、明日以降さらなる上位進出を狙う。今田竜二は4オーバーの57位タイ。メジャー初挑戦の増田伸洋は6オーバーの90位タイ、横尾要と谷口徹は大きく出遅れ、8オーバーの115位タイとしている。