激戦を制したファウラーが通算2勝目 石川遼は今季初のベスト10
2015/05/11 09:15
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7215yd(パー72)
4大メジャーに次ぐ“第5のメジャー”の異名を持つビッグトーナメントは、大混戦を極めた。通算7アンダーの11位で出たリッキー・ファウラーが、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ケビン・キスナーの三つ巴のプレーオフを制して、逆転で優勝を飾った。2012年の「ウェルズファーゴ選手権」に続くツアー通算2勝目。
上がり4ホールで5ストローク伸ばしてクラブハウスリーダーとなったファウラーに、ガルシア、キスナーがなんとか追いついてもつれ込んだプレーオフ。16番から18番までの3ホールのストトークプレーで行われ、浮島グリーンの17番(パー3)でバーディを奪ったファウラーと、キスナーに対し、3ホールともパーだったガルシアがまずは脱落した。
ファウラーとキスナーの争いは17番、18番を使ったサドンデスへ突入。正規の4日間でも17番で3つのバーディを奪っているファウラーが、ピン右1mにピタリとつけて今週5個目のバーディ。コースを代表する名物ホールを攻略した26歳が死闘を制してビッグタイトルを獲得した。
通算11アンダーの4位にビル・ハースとベン・マーティン、通算9アンダーの6位にロリー・サバティーニ(南アフリカ)とケビン・ナが続いた。
首位と3打差の通算7アンダー、11位から出た石川遼は2バーディ1ボギーの「71」で通算8アンダーとし8位。今季初のベストテン10フィニッシュを果たした。通算3アンダーの40位から出た松山英樹は4バーディ1ボギーの「69」で回り、通算6アンダーの17位でフィニッシュした。
タイガー・ウッズは5バーディ2ボギー1トリプルボギーの「72」で回り、通算3オーバーの69位だった。