マスターズ出場最後の枠へ向けて絶好のスタートを切ったマット・ベッテンコート（Steve Dykes/Getty Images）

◇米国男子◇バレロテキサスオープン 初日◇TPCサンアントニオ（テキサス州）◇7522ヤード（パー72）

優勝者に次週「マスターズ」の出場権が付与される本戦前週大会がティオフ。マット・ベッテンコート、ピーター・トマスロの2選手が「67」をマークし5アンダーの首位タイで滑り出した。

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午前スタートで6バーディ、1ボギーをマークしたベッテンコート。この日はショットの際、コースで顔をのぞかせる岩でクラブフェースを傷つけるアクシデントがありながらも、快調にスコアを伸ばした。長年、喘息に悩まされてきた37歳は2010年にツアー1勝をマークしているが、唯一の勝利を挙げた「リノタホオープン」はメジャー、WGCと同週開催の“裏大会”でマスターズ出場権は得られなかった。

一方のトマスロは昨年、ウェブドットコムツアーで1勝。メジャー出場は2008年、09年の「全米オープン」だけで、こちらも初のオーガスタへの切符獲得に気合が入る。

トップの2人からは1打差の3位タイにメジャー3勝のパドレイグ・ハリントン（アイルランド）のほかブライス・モルダー、ハリス・イングリッシュ、前週「シェル・ヒューストンオープン」2位フィニッシュのビリー・ホーシェルの4選手。ジム・フューリックが3アンダーの7位タイにつけている。

そして次週への調整のため、急きょ今大会に出場したロリー・マキロイ（北アイルランド）は4バーディ、4ボギーの「72」。強い風の中、イーブンパー45位タイでのスタートに「自分が『減らさなければいけない』と言っているような、つまらないミスでボギーを叩いてしまった」と話した。