ついに初メジャーなるか？単独首位で最終日に挑むリー・ウェストウッド

◇海外メジャー◇全英オープン 3日目◇ミュアフィールド（スコットランド）◇7192ヤード（パー71）

目まぐるしく順位が入れ替わるムービングデーの名にふさわしい展開となった土曜日。2アンダーの2位タイから出たリー・ウェストウッド（イングランド）がスコアを1つ伸ばし、通算3アンダー。単独首位に立ち、悲願のメジャー初制覇に王手をかけた。

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タイガー・ウッズは2バーディ、3ボギーの「72」で通算1アンダー。ハンター・メイハンと並び、首位に2打差の2位タイから最終日を戦う。マスターズ王者のアダム・スコット（オーストラリア）が、イーブンパーの4位につけた。

そして決勝ラウンドに進出した日本勢、松山英樹は20位タイからスタートし、3バーディ、4ボギーの「72」。スロープレーによる1ペナルティを加えられるシーンもあったが、通算3オーバーの11位タイに順位を上げた。片山晋呉は2ストローク伸ばして通算6オーバーとし、70位タイから25位タイに急浮上を遂げている。

＜未冠返上へ！ウェストウッド「もちろん、それを望んでいる」＞

タイガー・ウッズと同組、同スコアで大会3日目をスタートしたリー・ウェストウッドは、5番でグリーン手前20ヤードから、パターで直接沈めてイーグルを奪うなど「70」とスコアを伸ばして、通算3アンダーの首位に浮上。ウッズを2打引き離して最終日へと臨む。

「もし優勝しようと思ったら、それはタイガーを負かさないといけないことを意味する。それはどんな試合でも、もし彼がプレーをしていたら同じだね」とウェストウッド。「でも、それは主たる目的ではない。できるだけバーディを獲って、上に行くことを考えていた」。

欧州ツアーで20勝、PGAツアーで2勝を挙げているウェストウッドだが、いまだメジャー優勝には届いていない。今年は「マスターズ」でアダム・スコットが、「全米オープン」でジャスティン・ローズが、それぞれ初メジャー制覇の美酒を味わった。今年、40歳を迎えたウェストウッドに、ついにその時は訪れるのか？「もちろん、それを望んでいるよ。自分のやるべきことに集中して、自分がそれに値すると信じるだけさ」。