ホワイトタイガー、順当に2回戦進出!
2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」が、カリフォルニア州カールズバッドにあるラコスタリゾート&スパで開幕した。参加64名が世界ランキングによって組み合わせが確定、ナンバー1のタイガー・ウッズは、スウェーデンのカール・ペターソンに最終ホールを残して2アンド1で勝利、2回戦にコマを進めた。
初日のタイガーは、白いキャップに白いウェアで登場し、スーパーショットは飛び出さず堅実なプレーが目立った。”マッチプレーに強いタイガー”全米アマチュア選手権は予選を勝ち上がると、マッチプレーで勝敗が争われ、決勝は36ホールマッチ。その頂点に3年連続で立ったことで、タイガーのマッチプレー強さは印象が強い。 しかし、このWGCマッチプレーでは過去3回出場し、まだ優勝はない。2000年には北アイルランドのダレン・クラークに決勝で敗れ、惜しくも2位にだった。
そして、世界のナンバー2で今最も勢いのあるアーニー・エルスは、ニュージーランドのフィル・タタランギと対戦。スタートの1番ホールで1アップしたタタランギが主導権を握った。終盤エルスが食らいつき、エキストラホールに進んだが、その2ホール目にエルスがギブアップ。今年の大会も1回戦から番狂わせが起きてしまった。
日本勢は丸山茂樹が、昨年2位になったスコット・マッキャロンに4アンド3で勝った。2番パー3で1歩リードされた丸山だが、続く3番パー5でオールスクエアに戻すと、6番で1アップリード。その後は1ホールも与えず15番ホールで決着をつけた。
また、伊沢利光はワールドランキング12位のクリス・ディマルコを相手に、1度もリードを与えず最終ホールを残して2アンド1で快勝した。ロッコ・メディエイトと対戦した片山晋呉は、一進一退の攻防を繰り広げたが、1ダウンで敗退してしまった。