2011年 ノーザントラストオープン

A.バデリーが首位!カプルスは2位タイ、池田勇太は71位タイに後退

2011/02/20 09:54
10番でティショットを放つA.バデリー。4年ぶりの米ツアータイトルに王手をかけた

カリフォルニア州のリビエラCCで開催されている、米国PGAツアーの第7戦「ノーザントラストオープン」の3日目。前日の2日目が日没サスペンデッドになり、7時から第2ラウンドの残りが再開。その後、第3ラウンドが行われた。

米ツアー史上初の日本人選手3名が同組でラウンドしたが、今田竜二はスタート前に棄権し、池田勇太石川遼の2人は8番ティから、第2ラウンドの残りをプレー。池田は最終9番でボギーを叩くが通算2オーバー53位タイで決勝ラウンドへ進出。しかし、石川はこの2ホールをパーとし、通算7オーバーで予選落ちとなった。

第3ラウンドは午前中快晴で、午後から風向きも変わり冷たい雨が降ったり止んだりと不安定な天候に。9時58分に10番からスタートした池田は、スコアを3つ落して通算5オーバーの71位タイに後退してしまった。

上位は混戦模様となっている。通算8アンダー単独首位でスタートしたフレッド・カプルスは、スコアを1つしか伸ばせず、通算9アンダーでケビン・ナと並び2位タイ。単独首位に浮上したのは、通算10アンダーのアーロン・バデリー(オーストラリア)。5バーディ、1ボギーで2位に1打差で最終日を迎える。

通算8アンダー単独4位には、フィジーのビジェイ・シン。通算6アンダー5位タイにはライアン・ムーアジョン・センデン(オーストラリア)の2人が続いている。現在2位に後退しているが、カプルスが逆転優勝を果たした場合、PGAツアー史上3番目の年長優勝記録となる。

午前7時の第2ラウンド再開に備え、まだ薄暗いうちからウォームアップを始める選手たち。練習場には照明が焚かれている
午前7時、8番ホールのティショットを放ちフェアウェイを捉えた池田
今田竜二が1ホールを残して棄権し、第2ラウンドの残りは2人だけのラウンドとなった
10度を切る寒空の中でも元気に半袖シャツでプレーするリッキー・ファウラー
ショットを自在に操る池田勇太。感覚の赴くままのスイングだ
バデリーは古いタイプのタイトリスト・キャメロンを使用している
過去に2度心臓移植をしているエリック・コンプトン。予選を通過し64位タイ
午前中は気持ちのいい青空が広がったリビエラだが、午後には再び雨雲に覆われた
試合名は変わってしまったが、過去このトーナメントで2回優勝しているカプルス。コースは得意にしている
難しいパーパットを沈め、力強いガッツポーズを見せたケビン・ナ
満足なスイングができずに悩む池田勇太。空模様も呼応しているようだ

2011年 ノーザントラストオープン