2004年 ザ・ツアー選手権 presented by コカコーラ

ビジェイは6位タイの好発進!タイガー、エルス、丸山は出遅れ

2004/11/05 09:00

米国男子ツアー最終戦「ザ・ツアー選手権」が、ジョージア州アトランタにあるイーストレイクゴルフクラブで開幕した。今週は今シーズンの賞金ランキング上位30名と、欧州ツアー賞金ランキング3位のパドレイグ・ハリントンの全31名が出場。その中には、日本の丸山茂樹も同ランキング22位でこの大会の出場資格を得ている。

大会初日、3アンダーで首位に立ったのは、比較的風が弱い早い組でスタートした来週「三井住友VISA太平洋マスターズ」に出場予定のダーレン・クラーク、50歳のベテランのジェイ・ハース、2002年の大会で4位の実績があるジェリー・ケリーの3人。

ハースは後半15番のパー5ではグリーンサイドから5メートル弱からのチップインイーグルで一気にスコアを伸ばした。後続が午後の強風に苦戦する中、一足先にホールアウト。ハースは1993年以来ツアーの勝利がなく266試合ぶりの勝利がかかっている。また、クラークは確実にバーディを積み重ねて5バーディ2ボギーでのラウンド。そしてケリーは、この日パーオンを外したのは1回だけと高いショット精度を誇り、4バーディ1ボギーで初日を終えた。

一方、今季の獲得賞金が1000万ドルの金字塔を打ち立てたばかりのビジェイ・シンは、初日を無難に2バーディ1ボギーで周り6位タイ、年間10勝目に向けて好スタート。また、今季「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の1勝しか挙げておらず、なんとしてもこの大会で意地を見せたいタイガー・ウッズは、ティショットが荒れながらも前半1つスコアを伸ばして順調に進めていたが後半3つのボギーが響き、2オーバーの19位タイで初日を終えた。

そして、ワールドランキング2位のアーニー・エルスは、ショットが安定せず終始ラフからのプレーで苦戦。特にパッティングが酷く、この日は36回と大乱調。さらにエルスが8番アイアンをバッグの中に勢いよくしまった時に、パターが壊れてしまう不運に見舞われ、最終2ホールではパターの代わりにサンドウェッジを使ってパッティングをした。「パットが全然入らなかった。だからどうせならサンドでも使ってやろうと思ったけど、それでも入らなかったよ」

そのほか日本の丸山茂樹は、ティショットがフェアウェイをとらえられずも前半で1つスコアを伸ばすしたが、後半ボギーが止まらなくなりスコアを大きく崩した。この日2バーディ5ボギーのラウンドで3オーバーの24位タイと出遅れてしまった。

なお、デービス・ラブIIIは首のケガのため棄権をしている。

2004年 ザ・ツアー選手権 presented by コカコーラ