2004年 全米オープン

タイガーを食った!丸山が4アンダー暫定首位!!

2004/06/18 09:00

今シーズンのメジャー第2戦「全米オープン」が、ニューヨーク州のロングアイランドにあるシネコックヒルズで開幕した。シネコックヒルズが全米オープンの舞台になるのは、これが4度目。過去と比較してもアンダーパーを記録するのは難しいと思われたが、初日は風も穏やかで好スコアが続出。首位は4アンダーまで伸ばした。

その中には日本の丸山茂樹の名前が含まれている。タイガー・ウッズと同じ組で午前8時にスタートした丸山は、前半からショットが安定していた。アウトで唯一のパー5、5番ホールでバーディを奪い、後半に入ると10番ではグリーン外から放ったパットが決まるチップイン。続く11番パー3はピン手前1メートルにつけて連続バーディ。さらに16番パー5でもスコアを伸ばし、ボギーはなかった。

丸山と同じく首位に立ったのは、ベテランのジェイ・ハースアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)の2人。ハースは3週間前に行われたチャンピオンズツアーのメジャー「全米シニアプロ選手権」に出場し、1打差の2位に終わった。今週はレギュラーツアーでのメジャータイトルを奪う勢いだ。

午後スタートのカブレラは、8番ホールまでに4つのバーディを奪い首位の丸山、ハースに追いついたが、前半9番を終えたところで、雷雲が接近したために中断になった。およそ2時間後に再開されたが、12番ホールを終えたところで日没サスペンデッドになった。

その他の選手では、前回シネコックで開催された1995年の「全米オープン」で優勝したコーリー・ペイビンが1アンダー12位の好スタート。「マスターズ」に続きメジャー連覇を狙うフィル・ミケルソンと世界ランキング3位のビジェイ・シンは暫定で4位。丸山とラウンドしたタイガーは、ショットが安定せず2オーバー42位と出遅れた。

また、田中秀道は11番パー3でダブルボギーを叩く苦しいスタートになったが、その後スコアを戻しイーブンパーの22位、伊沢利光は14ホールを消化し3オーバーの暫定62位となっている。

2004年 全米オープン