コブラの新「OPTM」は多様なニーズに応える 各モデルの特徴は
コブラゴルフは1月に発売した新ドライバー「OPTM(オプティム)」の開発において、設計上の焦点を変更した。
現在の業界ではスピードと寛容性の観点から慣性モーメント(MOI)を軸にした設計が主流だが、コブラはその点をより掘り下げてドライバーを再設計した。慣性乗積(POI)という新たな指標を提案することで、スピードと寛容性のバランスに加え、精度の必要性も追求している。
コブラには新たな試みだ。市場で最も安定したモデルであるOPTMは、既に成功を収めているH.O.T.フェーステクノロジーインサートと高度なカスタマイズを可能とするフューチャーフィット33ホーゼルシステムを搭載し、4つの異なるモデル(LS、X、MAX-K、MAD-D)を揃えることで、あらゆるカテゴリのプレーヤーをサポートする。
メーカーの担当者は、「過去3年、当社のエンジニアはPOIと向き合ってきました。MOIとは異なり、複数の方向への安定性を意味するのです」と話した。
MOIは、クラブがオフセンターヒット時に水平(X)軸と垂直(Y)軸に対してどれだけ捻れにくいかを測る指標である。一方、POIは、インパクト時にクラブヘッドがトウハング、またはヒールハングすることでどれだけ斜め方向(Z軸)へ捻れるかを測定する。
「MOIも重要ですが、全体的な精度という点でPOIは新たな地平です。我々はMOI(安定性)を高めつつ、POI(立体的ねじれ)を低減しようとした。ヘッドがスイングにより自然に回転することを可能にするPOIは、寛容性を方向の一貫性につなげるものです」
新シリーズは4種類のラインアップ。いずれも重心(CG)配置を最適化するためAIで最適化した独自の形状をしており、各ヘッド形状に丸みを持たせることで、重心をより中央に寄せ、最適な重量配置を見出し、可能な限り低いPOIを実現した。
OPTM LS
ツアー向けのLSドライバーにはハイトウ、ミッドヒール、後方にウェイトポートが配置される。11、7、3gのウェイトはそれぞれ可動式でカスタマイズ性が高い。
前出の担当者は「低スピンを実現する前方重心モデル。スイングの速いゴルファーの弾道コントロールをサポートします。POIは最小の292で、最も精度の高いモデルでもある」と話す。また従来モデルより深く再設計され、体積は460ccに大型化した。
OPTM X
Xもツアー使用の形状となっている。トウ側中高部と後方にウェイトポートが配置され、11gと3gの可動式ウェイトの装着が可能だ。
「Xのスタンダードは、多くのゴルファーから支持を集めるであろう重要なモデルです。これは寛容性、スピード、そして精度の全てが絶妙に融合しています」
OPTM MAX-K
大型ヘッド形状のMAX-Kは、全4モデルで最も寛容性が高い。
「昨年のモデルより少し精度が上がるように作りました」と言い、細長い形状と後方に固定した11gのウェイトにより重心を後方に下げ、精度の向上を実現した。
OPTM MAX-D
MAX-Dはスライスを矯正したいプレーヤー向け。軽量設計でドローバイスを内蔵する大型ヘッド形状で、クラブヘッドのヒール部分に固定型11gのウェイトを配置した。
「できる限りの重量をヒール側に配置し、それをヒール後方へ持っていくことで、スクエアに構えやすくしました。意識の有無に関わらず、スクエアに戻すのを助けます。ライ角は最もアップライト。右打ちの場合、スピン軸を左へ傾けることで、スライスの軽減に役立ちます」
すべての軸で安定性が向上したことで、コブラはさらなる飛距離を獲得した。ツアー屈指の飛ばし屋で41歳のゲーリー・ウッドランドは過去ドライビングディスタンスでトップに立ったことはなかったが、新OPTMドライバーに乗り換えたことで平均330yd以上を飛ばし、スタッツの最上位に立った(現在は327.7ydで2位)。さらに、平均ボール初速188.31マイルでこちらは現在1位につけている。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)