キャリアグランドスラムへ最後の壁 「マスターズ」とマキロイの関係
2014年/通算イーブンパー 8位タイ 71-77-71-69=288
第3ラウンドではアマチュア選手に負けたが、「マスターズ」ではこれまでで最高の成績でフィニッシュし、キャリアグランドスラム達成には欠かせない関係を築いたといえる。
またしてもオーガスタでの大叩きを避けられなかったマキロイ。「マスターズ」では4年連続で、「77」かそれ以上のバッドスコアを記録してしまった。今年の大会では第2ラウンドがそれで、まったく余裕のない状態で予選を通過することに。
第3ラウンドをティオフする最初のプレーヤーとなったマキロイは、オーガスタナショナルのメンバー、アマチュアのジェフ・ノックスと一緒にプレーした。ノックスはこの日「70」をマークし、マキロイの「71」を上回った。「ジェフはいいプレーをして、最後に3パットで引き分けとなると思ったんだ。だけど1打差をつけられてしまったよ」と、マキロイは振り返っている。
「全英オープン」で優勝後、マキロイは、ノックスとのオーガスタナショナルでの練習ラウンドが(「全英オープン」の)芝を短く刈り込まれたエリアでの好感触につながったと話していた。
「オーガスタのグリーンの達人といえば、僕が知る限りはジェフだね」と、マキロイはノックスのことを評していた。
この大会では首位から8打差の24位で最終日に臨んだマキロイ。彼は6バーディ、3ボギーで「69」をマークし、最終日を60台で回った5人のうちの1人となった。
マキロイは同大会でのスコアに対するショット貢献度を好意的にとらえたが、パー5のホールをイーブンパーで終えたのには満足していなかった。彼は最終日のバック9で、オーガスタナショナルのパー5のコース(13番と15番)をいずれもボギーとしてしまった。
「ストレスのたまる大会だ。ティからグリーンまでは、上位の選手たちと同じくらい良いプレーだったと思っていたから」と、マキロイ。「このコースでは今大会ほど、ティからグリーンまで良いプレーをしたことはなかったと思う」。
イーグルの数:0
バーディ:16
ボギー:12
ダブルボギー:2(第2ラウンドの4番、第2ラウンドの10番)
トリプルボギー:0
フェアウェイキープ:23位タイ/56ホール中38ホールで成功
パーオン:2位タイ/72ホール中52ホールで成功
パット数::49位タイ/125