By Helen Ross, PGATOUR.COM

首位と5打差で最終日を迎えるロリー・マキロイ

世界ランキング、フェデックスカップポイントランキングのいずれも1位でプレーオフシリーズに臨んだロリー・マキロイ。リッジウッドCCで開催中の初戦「ザ・バークレイズ」でも激動の戦いぶりを見せている。

3日目は「70」と、前日に続きアンダーパーを記録したマキロイだが、パットのスコア貢献率は64位とグリーンでは苦戦した。3日目を終えて通算4アンダー。首位のジェイソン・デイとジム・フューリックから5打差で最終日を迎える。

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マキロイは3日目を3バーディ、2ボギー、29パットで回り、現在23位タイ。初日は「74」とオーバーパーだったが、2日目はノーボギーの「65」と躍進した。

「ここのところ（ボールの）スピードは完璧、とは言えないね」と振り返るマキロイ。

「…それにパットは良かったときでも、打ったスピードも十分ではないし、狙ったところに届かなかった。今日はそういったパットを何度か打った」

「明日はもう少し、グリーン上で果敢に攻めたい。上位選手を追いかけるには、できるだけバーディを獲らないと」

「全英オープン」と「全米プロゴルフ選手権」のメジャー2大会、それに「WGCブリヂストンインビテーショナル」と直近の3試合すべてで優勝し、ゴルフ以外でも多忙なスケジュールをこなしてきた。だがマキロイは、疲労がリッジウッドでの今大会に影響しているとは考えていない。

「かなり新鮮な気分だ」と、マキロイ。「（パッティングを除き）自分のゲームは相変わらずうまくいっている…ほかに影響を及ぼせないだけだと思う」

北アイルランド出身で25歳のマキロイは、4試合連続の勝利もあきらめていない。

2010年の「クエイルホロー選手権」では最終日に「62」をマークし、PGAツアー初勝利を挙げた。今大会の最終日も似たような状況になるのを楽しみにしている。

「少なくとも2ケタのアンターパーを記録し、できるだけ早くリーダーボードの上に行きたい」と意気込む。

「そうなれば、多少の変化はあるかもね。もっと下の順位から上がってきたことはあるし、いまのような順位の時はいつも、2010年のクエイルホロー選手権を思い起こすんだ」

「まあ、僕と先頭集団の間には何人もいるんだよね。高望みかもしれないけれど、とにかく2ケタアンダーパーを達成して、可能な限りリーダーボードの上位でフィニッシュして、次週に臨みたい」