昨年の雪辱なるか?ウーストハイゼンが「64」で一気に首位タイ浮上
By Mike McAllister, PGATOUR.COM
1年前の「HP バイロン・ネルソン選手権」では3日目終了後、首のけがで棄権を余儀なくされたルイ・ウーストハイゼン。
だが1年後の今は、その時より体調がよく、プレーも冴えている。
ウーストハイゼンは今大会3日目、6アンダーの「64」をマークして通算10アンダーとし、ブレンドン・トッドと並んで首位に立った。
彼いわく「バーディチャンスはすべてモノにした」そうだ。
一方、2位以下に2打差の首位で3日目を迎えたトッドは「68」を記録。12ホール連続でパーセーブしたのち、最終ホールでバーディを奪取した。これにより最終日は、ウーストハイゼンとともに最終組でプレーする。
トッドは全日「最終日に最終組かその前の組でプレーできたら、しっかり決めていかなきゃね」と話していた。
ウーストハイゼンとトッドに続き、通算9アンダーの3位タイにはマイク・ウィア、ジェームス・ハーン、ゲーリー・ウッドランドが続く。ウィアはラウンド中盤で一時首位に立ったものの、バック9で2ボギーを叩いて後退。ハーンは12番ホールから連続5バーディを奪取し、ウッドランドは後半9ホールを4バーディの「31」で回った。
3日目はほかにも、モーガン・ホフマンが最終ホールに臨む時点まで首位に並んでいたが、グリーンサイドのバンカーにはまり、次のショットでもバンカーからの脱出に失敗。結局、ダブルボギーを叩いて8アンダーに後退した。ホフマンはパドレイグ・ハリントン、グラハム・デラエ、マーク・レイシュマンとともに6位タイにつけている。
また、ウーストハイゼンが3日目に記録した「64」という数字はこの日のベストスコアだっただけでなく、彼にとっては2012年シーズン後半以来のロースコアでもあった。彼はそれ以降、2010年の「全英オープン」で優勝した時のようなフォームを取り戻そうと努力し、負傷とも闘う日々を送ってきた。
今大会にも腰痛と闘いながら臨んだウーストハイゼン。昨季と今季のPGAツアー(計20試合)のうち、4日間を通じて60台で回ったのはこれまで1試合だけだ。
だが今大会では初日から「68」「68」「64」と60台をマークし、最終日を最終組でプレーする。
「昨年と今季はこれまで、本当にフラストレーションのたまるものだった」と話すウーストハイゼン。
最終日、その鬱憤を一気に晴らすチャンスが、彼にはある。