2014年 バルスパー選手権

好調なパッティングが、バルスパーでのセンデンの運命を変える?

2014/03/16 13:04

By Jeff Shain, PGATOUR.COM

パターの名手と言われる選手にとっても、1日に9メートル強以上ものロングパットが3度決まれば、それは良い週と言えるだろう。「バルスパー選手権」3日目、ジョン・センデンがやってのけたことだ。

「気楽に、練習用のグリーンでパットする感覚で打っただけ」と語ったオージーは、3日目を「64」の7アンダーとして3位に浮上。「何も考えずコースに入った。良いスコアを残せて嬉しいよ」と続けた。

センデンはカッパーヘッドの3番から3連続バーディを記録。4番ホールでは9メートル強のバーディパットを沈めた。この流れに乗ったセンデンは、12番で12.5メートルのバーディパットを決めると、最終18番では約10メートルのバーディパットを成功させた。

これら3ホールだけでパッティングラインは合計31.5メートルになるが、このラウンドを通してだと合計43.5メートルにもなる。

センデンは他の選手よりも、精確な対応が求められる凹凸が激しいカッパーヘッドのバミューダグラスを読む能力に優れているようだ。

センデンは、「このコースではグリーンに凹凸があって、パットのたびに球筋が変わる。凹凸がどういう方向にボールを運ぶかを記憶しておく必要があるんだ」と語る。

センデンは3時間半前にラウンドを終えたレティーフ・グーセンに続き3日目「64」を記録。このオージーは、過去イニスブルックで2度2位入賞を果たしている(2007年はマーク・カルカベッキアの前に敗れ、翌08年はショーン・オヘアが優勝した)。

これにより「バルスパー選手権」での記録上、未勝利ながらもセンデンが最高額の賞金(総額93万899ドル)を獲得するという不思議な事態となっている。

そんなセンデンは、「明日も同じようにプレー出来るように努力する。他の選手については自分でコントロール出来ないから、とにかくベストを尽くす。明日の終わりには、リーダーボードの一番上に名前があると良いね」と、優勝に向け意気込みを語った。

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