ミケルソンは腰痛から復帰も不調
By Brian Wacker, PGATOUR.COM
「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」初日を終え、フィル・ミケルソンは懸念された腰痛の影響は無いと語った。
しかし、それとプレーとは別の話。
ディフェンディング王者として臨んだ今大会、ミケルソンは初日を「71」のイーブンパーとし、出遅れた。「試合勘が少し鈍っているかな。集中してショットを打てなくて、あまりにもミスショットが多かった」。
先週トーレパインズで開催された「ファーマーズインシュランスオープン」では3日目に棄権し、今週の大会に間に合うか不安視されたが、今週はじめにジョージアに戻り専門医の診察を受けると、現地29日(水)にはアリゾナ入りし、ウィスパーロックで90分の練習ラウンドを行った。
心配された腰の状態を聞かれたミケルソンは、「問題ない。5分程度の簡単な治療を受けただけ。これから回復していくだろうから、今後1週間から2週間は気を付けないといけない。可動域は戻った。今日は良いプレーが出来なかったというだけさ」とコメントし、初日のプレーを振り返った。
ミケルソンはスタートから3ホール目となったパー3の12番で池に入れると、ダブルボギーを記録しリズムを崩した。その後10ホールで5バーディと挽回したものの、パー4の5番では3パットのボギー、パー3の7番でもパーオン出来ずボギー。そして最終ホールとなったパー4の9番でもパーを取れずボギーでフィニッシュするなど、アップダウンの激しいラウンドとなった。
パー5の15番ではイーグルチャンスを掴んだが、3パットとしてしまいパーを記録。
ミケルソンは、「今日はスコアを伸ばせる時に外すという流れが続いてしまった。ショットの精度も悪かったからね。バーディを多く取らないといけない大会で、今日のようなプレーをしてはいけない。ただ、プレー自体はそこまで酷くはないと思う。このコースではスコアを伸ばせるし、去年の大会では良いスコアを残せたから、今回も同じようなスコアを出せればと思う」と語った。
ミケルソンは去年の大会初日で「59」達成目前としたが、最終ホールのバーディパットがカップのへりにつかまり、「60」でホールアウトした。