リードが2日目も「63」 2打差で首位を快走
パトリック・リードはラ・キンタCCでも好調を維持。「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」初日に続き、2日目も首位でホールアウトした。
PGAウェスト・パーマーコースで「63」の9アンダーを記録した前日に続いて2日目も「63」をマークし、2位のブランドン・トッドに2打差をつけた。
昨年8月に「ウィンダム選手権」で優勝したリードは、「『63』を記録できる感覚があるのは良いこと。2日続けて記録できたということは、シーズンオフ中の自分達の取り組みが間違っていなかったということ」と語った。
トッドはパーマーコースで「63」を記録。2日目を終え、ただ1人ボギーなしを継続している。
「初日、2日目と良い状態だね。ボギーなしというのは大きいよ。それに気付いた時は7アンダーか8アンダーで、あと数ホール残していた。毎ホールでバーディを取れるんじゃないかと思ったほどだった。天候も良いし、パトリックのプレーは驚くようなことではないよ」とコメントした。
気温は26度にまで上がったが、天候は穏やかそのものだった。だが、PGAウェストの池が、プレーヤー達にとって恐れるものであることに変わりはない。
23歳のリードは、パー5の5番でイーグルを奪取。5アイアンで打った2打目はグリーンの左サイドに乗り、1.2メートルのパットを沈めた。2日目には8バーディを記録し、36ホールを終えてボギーは1つだけだ。
「5番のティショットは簡単ではないからね。林を抜けるように高く打たないといけないけれど、真っ直ぐなショットではフェアウェイを超えてしまう。林付近でフックショットになるよう打たないといけない。完璧なドライバーショットが打てたので、5番アイアンでグリーンを狙う絶好の位置につけられた。普段はスリークォーター、もしくは85%くらいの力で打つとドローになる傾向があるから、グリーンの中心を狙ったんだ。それでピンから1.2メートルのところに置けた。完璧なアプローチショットだったよ」
3位はライアン・パーマーで、ラ・キンタでの2日目を「65」とし、首位と3打差の通算15アンダーとしている。パーマーも5番でショートパットを沈め、イーグルを記録した。ハワイでの「ソニーオープン」では8位タイとしたパーマーは、「全体的には良いラウンドだった。良いフィニッシュだったし、上位に留まれた」と話した。
2007年大会の優勝者チャーリー・ホフマンは、ニクラス・プライベートat PGAウェストでプレーし、「66」の通算14アンダー。フロントナインでは5連続バーディをマークした。2日目を終えたホフマンは、「このまま天候が良ければ、このコースだとバーディが多く出るだろうね。池が多いから、ショートショットを打つとトラブルに巻き込まれるだろうけれど、グリーンの状態も良いし、良いショットが打てればバーディを多く記録出来ると思う」と語った。
ビル・ハースとジェイムス・ドリスコルは通算13アンダーで5位タイ。2010年大会の優勝者であるハースはニクラスコースで「66」、ドリスコルはラ・キンタで「63」とした。
チャーリー・ベルジャンはニクラスコースで「64」として7位。マット・エブリー、そして同組で回ったウィル・マッケンジーは通算11アンダーとし、「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」優勝のザック・ジョンソン、2005年大会優勝のジャスティン・レオナルド、ハリス・イングリッシュらと共に8位タイにつけている。
パーマーコースでプレーしたエブリーは、序盤に4連続バーディ、1イーグルを記録しながらも「68」。マッケンジーは「66」でホールアウトした。
エブリーは2日目序盤のプレーについて、「良い流れでプレー出来ていて、ピンに近いところに乗せられたからね。自分達は早い組だったからグリーンのコンディションも完璧に近かった。だから決められたんだと思う」と振り返った。
良い流れで来ていた矢先、後半に入って長時間順番を待つ羽目となり、エブリーは10番でボギーを記録。「良い流れで進めていたんだけれど、後半では渋滞が起こっていたからね」
ジョンソンはニクラスコースで1イーグル、6バーディ、2ボギー、2ダブルボギーとして「68」。レオナルドはパーマーコースで「67」、イングリッシュはニクラスコースで「66」を記録した。
ジョンソンと同組だったキーガン・ブラッドリーは、3番でホールインワンを達成。通算9アンダーとしている。ブラッドリーは自身にとって2014年初戦となる大会で上々のパフォーマンスを披露。3番ホール(177ヤード)では7番アイアンでのティショットがピンまで3メートルのところに落ち、ボールはそのままホールに吸い寄せられた。