2013年 全米プロゴルフ選手権

昨年覇者ロリー・マキロイの浮き沈みの激しい1日

2013/08/09 16:52
連覇を狙うマキロイはスコアを伸ばしきれず初日は22位タイとなった(Getty Images)

ちょうど一年前、ロリー・マキロイは全米プロゴルフ選手権の初日をトップと1打差で終えた。その後、記録的なスコアでこのコースを回り、優勝した。

木曜日、マキロイはオークヒルの17番で3パットボギーを叩き、第1ラウンドはわずかに1アンダー。トップのアダム・スコットジム・フューリックに4打差で終了した。

天候による1時間の中断もあった初日、マキロイは5バーディと4ボギーの「69」で、浮き沈みの激しい午後を過ごした。中断後、コースに戻ったマキロイは12番でバーディパットをホールに沈めた。

13番でも再びバーディチャンスが到来したが、今シーズンの不安定なプレーを露呈してしまい、チャンスをものにすることができなかった。

その後は一度もバーディを獲れないまま、マキロイは終盤の6ホールを5つのパーと1ボギーで終了。この日の前半は良かったが、後半はあまり良くない結果に終わった。

マキロイは今季まだ1度も優勝がなく、またラウンド途中で棄権した試合もあって、トップ10フィニッシュは4度しかない(5月からは1度もない)。しかし、ようやくスランプから脱出する兆しを見せている。

この日、マキロイは最初の4ホールのうち3つでバーディを獲った。5番でボギーを叩くが再び9番でバーディを奪い、トップと2打差の3アンダーで後半へと折り返した。しかし、10番と11番で続けてボギーを叩き、勢いは止まってしまった。

「今日は間違いなく良い1日だった」とマキロイ。「メジャー大会のどの試合においても、初日をアンダーパーでラウンドすることは最高のスタートだ」。

とはいえ、昨夜から降り続き、今日のラウンド中には一層強まった雨の影響でコースが柔らかくなっていたため、この日はバーディチャンスに溢れていた。35人がパーブレークし、うち10人は3アンダー以上のロースコアを出している。

この日、湿ったコンディションに対応する為にドライバーを8度も使ったマキロイは、1日を通じて9回フェアウェイをキープし、パーオンも12回あった。参考までに、雨で中断前の午前中にプレーしたタイガー・ウッズは、ドライバーをたった1度しか使用しなかった。

もっとも、元世界ランキング1位のマキロイにとって、今季メジャー大会の初日にパーブレークしたのは今大会が初めてだった。自分のプレーに自信を取り戻しつつあるようだ。

マキロイは言った。「明日良いスタートを切ることができれば、自ずと勝利は見えて来るはずさ」。

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