RBCカナディアンオープンで競われる全米プロへのチケット
By PGATOUR.COM wire services
フェデックスカップのプレーオフまで残り1ヶ月となり、その間に別のポイントレースが今週カナダで繰り広げられる。
今週は、「全米プロゴルフ選手権」の出場権をかけた最後の大会となり、他のメジャーの大会と比べると全米プロは米国ツアーの選手たちが多く出そろうため、この大会に米国ツアーの有力者全員が揃うわけではない。全米プロには世界ランク100以内の選手が最も多く出場するため、メジャーの中でも最強の出場者が揃うと評価されている。
「米国ツアーポイント」での上位70名にも出場権が与えられ、このポイントは昨年の「ブリヂストンインビテーショナル」からこの「RBCカナディアンオープン」にかけての米国ツアーで獲得した賞金によって換算される。この当落線上には、ロベルト・カストロ(69位)、マット・ジョーンズ(70位)、デビッド・ハーン(73位)、マット・エブリー(75位)そして僅か3年前に「やったぜ!」とライダーカップでフェアウェイショットを決めた後に叫んだジェフ・オバートン(79位)らがいる。
米国ツアーは全米プロの156人の出場者を決める上でこのリストも加味するわけだ。
一方、米国ツアーの選手権のディレクターはヨーロッパでプレーする2人の米国人選手、ピーター・ユーライン と ブルックス・コエプカに注目している。ユーラインとコエプカの2人は参加資格こそないものの、ユーラインはポルトガルでの大会で優勝し、コエプカはチャレンジツアーで3度の勝利を挙げたことによりヨーロピアンツアーのシード権を手にしている。
ユーラインは世界ランキング108位、そしてコエプカは114位である。
米国ツアーのチーフディレクター、ケリー・ハイは「我々は両選手に注目している」と語り、「現時点では彼らに出場権利はないがね」と加えた。
ハイは、今年両選手がプレーした限られた大会数から換算するランキングも考慮すると語り、また、米国ツアー以外での賞金ランキングも考慮すると付け加えた。
「彼らのような選手は、2年間のランキングという期間を適用してしまうと、出場した試合数が足りなくなってしまうのだ」。
なお、ツアーで世界を回っていない期間、ユーラインとコエプカの2人は南フロリダでルームメートとして暮らしている。