やっぱり鬼門? P.ミケルソンは苦戦 初日「74」スタート
By Helen Ross, PGATOUR.COM
「グリーンブライアークラシック」初日を「74」という不甲斐ないスコアで回ったフィル・ミケルソンは、未だここジ・オールドホワイトTPCをアンダーパーでラウンドしたことがない。
ミケルソンが特に苦しんだのは最後の2ホールだった。17番でトリプルボギー、18番でもパーセーブが懸かったピンから8フィートのパットを外しボギー。自身3度目となるこの大会で4オーバー(パー70)のラウンドはキャリアワーストだ。ミケルソンは過去2回、いずれも予選落ちに終わっている。
「最後の2ホールでの4オーバーが痛かったね」とミケルソンは話した。「好調でこの大会を迎えたが、ここではどうも良いプレーができない。何が原因かはわからないが、ここ数年このコースには苦しめられているね」。
ミケルソンはこの日、フェアウェイを14打中10打キープしたが、パーオンを記録したのは僅か10ホール。この日は32パットを打ったが、湿気を帯びたジ・オールドホワイトTPCのコンディションに苦しんだ。ミケルソンは今週に入る段階で、パットのスコア貢献率では8位にランクインしていたが、この日は全体で152位の数字だった。
「1番ホールのように、完璧なティショットをフェアウェイの真ん中に打ち、9番アイアンでピンから6フィート地点まで寄せても、パッティングが上手くいかなかった」とミケルソン。「ここで良いスコアが出せない理由のひとつはそれだね。どうしてかはわからない」。
ミケルソンは、特に5、6フィートの距離におけるグリーンの読みに苦しんでいる。
「とても真っ直ぐに見えるんだが、実際は少し曲がっているんだ」とミケルソンは説明した。「だからこのコースへの対応に苦労している」。
今季序盤には通算41勝目を挙げ、「全米オープン」を含む直近2大会でも2位に食い込んでいるミケルソンはしかし、前を向いている。
「今日のことについて悪くは思わないよ」とミケルソン。「明日、どんなプレーができるかを考える。ここ最近良いプレーができているし良いスコアも出ているから、これからの数週間を楽しみにしている。もう終わったラウンドには影響されないようにするよ」。