「アクセンチュア」練習ラウンドの様子
1回戦の前日、すべての対戦表が出され、それぞれがいろんな作戦を練りながら練習ラウンドにでかけた。何が起きるか分からない、それがマッチプレー。また1つのミスで1回戦敗退などどいう悪夢が起きるものマッチプレー。となると誰もが万全の体制を整えようと普段とはひと味違う練習に励む。片山晋呉は左打ちの練習をし、アーニー・エルスは自らキャディバッグを担ぎラウンドしていた。
リー・ジャンセン「他のスポーツなら、こういう勝ち抜きマッチプレーの場合、ベスト4の組み合わせが予想できる。でもゴルフは違う。相手との戦い、コースとの戦い、自分との戦い。全64名平等に優勝のチャンスがあるんだ。」
タイガー・ウッズ「全員に優勝のチャンスがある、それがマッチプレーだ。シードなんて無意味なんだよ。ランキング上位の選手が1回戦や2回戦で毎年負けていなくなる。それは、ゴルフというものは予測不可能なスポーツだということ。その日、そのホール、そのショットの出来映えでスコアが変わる。実力が上とか下とかあまり関係ないんだ。」
チャールズ・ハウエルIII世「18ホールしかチャンスがないからね。攻めのゴルフに徹するしかないよ。その18ホールで勝たなければ、次ぎの18ホールはないんだから。」
スチュアート・シンク「生き残りを賭けた戦いだから、攻めたくなるのは分かるけど、攻めのゴルフはマッチプレーの時に裏目に出ることもある。僕はいつも通りのプレーでいくよ。」
デイビッド・トムズ「対戦相手の動きに気を取られるんだよね、マッチプレーは。普通のトーナメントでは戦っている相手が他に数十人いるから、一緒にラウンドしている相手は敵というより仲間の意識が強いけど。マッチプレーになると、相手の出方に自分のプレーが左右されてしまうんだ。」
スコット・マッキャロン「マッチプレーでは対戦相手のプレーは見ないようにしているよ。相手に左右されずに自分のプレーを保つことが大事だね。」
ハル・サットン「普段のトーナメントは戦う相手がコースだけど、マッチプレーは対戦相手がいる。どうしても相手のプレーに自分の作戦も左右されるよね。」