「プレジデンツカップ」プレビュー：南アフリカが強い理由

「ワールドカップ」でエルス、グーセン不在にも関わらず優勝した南アフリカチームのイメルマンとサバティーニ。今回の「プレジデンツカップ」はゴルフ界で飛躍的な活躍を遂げている南アフリカで開催される。南アフリカを世界のゴルフ界に紹介したのは、その素晴らしいパッティング技術で4度の全英オープンを制し、世界中で80勝を挙げたボビー・ロック。そして1953年にはゲイリー・プレーヤーが全英チャンピオンに輝き、大先輩から「南アフリカ」の栄光を継承した。9つのメジャーを含む世界中で163勝を誇るゲイリー・プレーヤー。ボビー・ロックが建てた礎にしっかりとプレーヤーが不動の南アフリカの地位を築いてきたのだ。

アーニー・エルス
「ゲイリー・プレーヤーがゴルフ界に現われたとき、世界はニクラスとパーマーに沸いていた。そんな天才たちが切磋琢磨しているときに、プレーヤーがビッグスリーのひとりに加わったというこの事実が素晴らしいのです。」

そして1990年台についにアーニー・エルスが登場する。3度メジャーのメジャー・チャンピオンに輝いているエルスは、1992年以来毎年最低1勝は遂げているという安定した好成績を残してきている。エルスの活躍が留まることを知らないほど躍進している中で、もうひとり期待の人物としてスポットライトを浴びたのがレティーフ・グーセン。しかし期待とは裏腹に低迷した時期もあったが、01年の全米オープンを制して、エルス同様世界ランキングTOP10の仲間入りを果たした。そして「ワールドカップ」で活躍した2人。一体南アフリカにはどんな秘密があるのだろうか？

ロリー・サバティーニ
「南アフリカには素晴らしいジュニア育成プログラムがあるんです。ジュニアたちにゴルフに取り組めるチャンスを増やしているんです。」

トレバー・イメルマン
「僕が5歳の頃は毎日ゴルフ場にいましたね。それだけジュニアへの受け入れ態勢が整っているんです。