雨の「オーガスタ」練習ラウンド
豪雨と雷のため月曜日の練習ラウンドが中止となり、コースの下見がお預けとなっていた選手達。やっと練習ラウンドに出て、今年のオーガスタを体感した選手たちの感想は?
タイガー・ウッズ
「これだけコースが長くて地面が濡れていると、長くそして高い飛距離を持つ選手が有利。もちろんフェアウェイキープは必須」
フィル・ミケルソン
「今日の練習ラウンドの感想はコースがとにかく長いという点。ティグラウンドがさらに後退して物理的にコースが長くなっているし、気温は低く、雨でフェアウェイは柔らかい」
ラリー・マイズ
「以前よりもロングヒッターがさらに有利になった」
アーニー・エルス
「約7600ヤードあるらしいから、やはりロングヒッターが有利」
選手達が真面目に下見を進める中、毎年恒例のファンサービス、水切りショット大会も開かれた。タイガー・ウッズ、マーク・オメーラそしてジョン・クックの3人が同時に挑戦。対岸まで届いたのはジョン・クックただひとり。タイガー相手に勝ったと、まるでマスターズを優勝したかのような喜びぶりだった。聞くところによれば、この水切りショットを始めたのはサム・スニード。一方でセベ・バレステロスが毎年恒例の行事にしたという話もある。そんなセベたちの練習ラウンドに注目していたのはファンたちだけではない。マスターズを知り尽くした男たちがどんなコース戦略を立てるのか?マスターズ・ルーキーたちは興味津々だった。
リッチ・ビーム
「セベとはラウンドしたことないけど、ぜひしてみたいね。彼のようにこのコースを知り尽くした人がどんなコース戦略を立てるのか知りたい。どこからならピンが狙えるとか、中には彼にしかその技がない場合もあるだろうけれど」
マスターズ・ルーキーのジョナサン・バードはラッキーなことに2度の「マスターズ」チャンピオン、ベン・クレンショウと練習ラウンドを回った。
ジョナサン・バード
「一人で回っていたんだけれど、後ろの組ににベン・クレンショウとスコット・マッキャロンがいて誘ってくれたんだ。ベンに残り3ホールの攻め方を教わることができた」
ベン・クレンショウ「我々も代々先輩からコースの特徴を教えてもらってきたから」
ジャスティン・ローズはニック・ファルドと練習ラウンドを回り、「グリーン周りだけは決してアグレッシブに攻めすぎず、自分で決めたラインを最後まで信じきることだ」とアドバイスをもらった。