ダブルボギー発進からのナイスカムバックを見せたR.マキロイ（Jamie Squire/Getty Images）

今季の海外メジャー初戦「マスターズ」が5日（木）、ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開幕。北アイルランドのロリー・マキロイは「71」で回り、1アンダーの14位タイ。単独首位スタートを切ったリー・ウェストウッド（イングランド）に4打差と、まずまずのスコアでまとめた。

昨年、単独首位で迎えた最終日に「80」の大叩きで急失速し“リベンジ”を誓ってティオフしたマキロイは、1番でいきなりダブルボギー発進。しかし続く2番（パー5）できっちりバーディを取り返すと、8番からの2連続バーディで1アンダーとして折り返した。

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後半インも2つのボギーが先行したが、上がり2ホールを連続バーディとしてフィニッシュ。いずれも4メートルのチャンスをパターで沈め「最低でもイーブンパーで、と思っていたから、アンダーパーで回れたのは“ボーナス”だね」と笑顔を見せた。

マキロイらがラウンドした午後は風も吹き、終盤は小雨も降り始めていた。また「今日のピンポジションは普段の日曜日（最終日）みたいだった。たぶん、（雨で）コースがやわらかくなっていたから、（競技委員は）好スコアが出ると踏んだんじゃないかな」と想定外のマネジメントを強いられたが、納得のスタート。「ショットは良い感じ。残り3日間に向けてポジティブになれる。もう少しドライバーショットをフェアウェイに置きたい」と浮上を予感させるには十分の一日だった。（ジョージア州オーガスタ／桂川洋一）