絶妙なパッティングで上位につける韓国の20歳アマ、ジン・ジョン

セントアンドリュースで行われている150周年記念大会の「全英オープン」で、予選を通過したアマチュアはただ一人。3日目を終えて12位タイにつける、韓国のジン・ジャン20歳だ。

「全英オープン」に出場しているのだから、ただのアマチュアではない。彼は今年6月にミュアフィールドで決勝が行われた「全英アマ」で、125年の歴史の中でアジア人として初優勝を飾っている。この優勝で、今年の「全英オープン」と、来年の「マスターズ」の出場権を獲得。8月には、「全米アマ」のタイトルを目指して渡米予定という。

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ジャンの優勝はアマチュアゴルフ界にとっては大きな出来事となった。09年の「全米アマ」を制したアン・ビョンハン、09年の「アジアアマ」を制したハン・チャンウォンに続き、世界の主要アマチュアタイトルを（アジアアマを含めれば）韓国出身選手が総ナメしたことになるのだ。

女子ゴルフだけでなく、男子ゴルフでも韓国勢の勢いは止まるところを知らない。日本勢もジュニアオープンで優勝した小西健太君など、注目の若手が居ないわけではないが、韓国選手の層の厚さ、レベルの高さにはただただ驚かされるばかりだ。

今年のアジアアマは10月7日～10日にかけて、日本の霞が関カンツリー倶楽部で開催される。優勝者にはマスターズの出場権が与えられるということでご存じの方もいるかと思うが、世界のアマチュアゴルフ界での韓国勢の躍進に負けないように、地の利を生かして日本選手には是非とも優勝を目指して頑張って貰いたいものだ。（編集部：今岡涼太）

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