人気YouTuberの不適切な広告動画が波紋 PGAツアー大会の冠スポンサーから撤退

PGAツアー
PGAツアー秋季シリーズの1試合が大会名変更へ(Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images)

11月12日から米テキサス州で開催されるPGAツアー(米男子ツアー)の大会名が「グッドグッド選手権」から「オースティン選手権」へ変更された。大会の冠スポンサーを務めていた人気ゴルフ系YouTuberグループ「グッドグッドゴルフ(Good Good Golf)」が、不適切な広告動画をめぐる騒動を受けて撤退した。

問題となったのは今月SNSで公開されたキャロウェイとのコラボレーションドライバー「クアンタム グッドグッド」の販促映像。キャディバッグに入ったゴルフクラブに手を伸ばした女性に男性が体当たりし、「おれの新しいドライバーに触るな!」と怒鳴る内容だった。男性による暴力的な行為の演出がドメスティック・バイオレンス(DV)を想起させるとして批判が殺到した。

グッドグッドゴルフとキャロウェイの両者が動画を削除し、謝罪コメントを発表した後も騒動は収まらず、大手スポーツ用品チェーンは全店舗でグッドグッドブランドの取り扱いを停止。ゴルフ専門メディア・ゴルフチャンネルはメンバーの出演番組の放送を見送った。キャロウェイは女性への暴力撲滅に取り組む団体へ100万ドル(約1億6,000万円)を寄付すると発表した。

PGAツアーはスポンサーの撤退について、「グッドグッドゴルフ自身による決定」と説明。「彼らが組織として自らを見つめ直すことを支持する。PGAツアーは、ゴルフが人々の繋がりを生み、すべての人を歓迎するものだと信じている」と声明を出した。現在は開催地の名称を大会名に採用し、新たなタイトルスポンサーを探しているという。

グッドグッドゴルフは2020年にYouTubeチャンネルを開設し、現在は若者を中心に登録者数が200万人を超える人気グループ。アマチュアゴルファーによるラウンド企画やチャレンジ動画を配信している。ブライソン・デシャンボーらプロゴルファーとの共演も多く、近年はアマチュア大会の開催やツアー競技のプロモーションにも携わり、アパレルや関連グッズも高い人気を誇る。

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