松山英樹を悩ませるグリーン上 今季はパット上向きも「難しかったですね」
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 3日目(22日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)
思わず首を傾げるしかない。松山英樹は最終18番で1mのパーパットを外し、3パットのボギーを喫した。37位から出たムービングデーは3バーディ、3ボギーでイーブンパーの「70」。43位まで後退し、「なかなかパッティングが入ってくれなかったというところで、難しかったですね」と受け止めた。
第2ラウンドに続き、ショットでチャンスを作り続けながらパッティングが思うようにいかない。2番で3m、4番で2.5mのバーディパットが決まらず。パー5の8番では残り256ydを5Wでピン手前5mに2オンさせながら、イーグルパットがカップ右を通過するとがっくり肩を落として悔しがった。
自身の現状については、「スコアよりは悪くないと思います」。本大会まで4週連続トップ10入りしてきたショットは、6連戦目でもしっかりと維持できている。ティショットのフェアウェイキープ率はこの日全体1位の78.57%(11/14)と安定。パーオン率も、3日間で最も風が強く吹いたこの日に72.22%(13/18)の高水準だった。チャンスが多いからこそ、グリーンに「合わせ切れていない」とフラストレーションが募る。
松山自身が語るように、パットのスコアへの貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」はこの日「-2.469」で47位だった。一方、今シーズンのここまでの数値は「0.083」(全体69位)。昨シーズンの「-0.034」(全体110位)と比べると、明らかにプラスに好転していることが分かる。
優勝争いから遠い位置で戦う最終日は、一つでも上の順位を目指しながら、本来のパッティングを取り戻す18ホールにしたい。最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイク)に向けても、「いいショット、いいパットを打ち続けて来週につながればいいかなと思う」と静かな口調で語った。(ミズーリ州セントルイス/中村文香)