2026年 フェデックスセントジュード選手権

6位浮上も「もったいない」 頂点を目指す松山英樹に募るもどかしさ

2026年 フェデックスセントジュード選手権 3日目 松山英樹
松山英樹が「67」で6位に浮上した

◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 3日目(15日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7288yd(パー70)

3つスコアを伸ばしても、7打差14位からトップの背中を追う身としてはもどかしさが募る。5バーディ、2ボギーの「67」で通算7アンダーの6位に浮上したムービングデーにも、松山英樹は「いいところもあったんですけど、最後のパットもそうですし、もったいないところもあったので…」と振り返った。序盤につかんだ勢いを、終盤まで生かし切れなかった。

2026年 フェデックスセントジュード選手権 3日目 松山英樹
伸ばせる「余白」は確かにあった

出だしは快調だった。1番でグリーン右奥のピンを攻めて80cmにつけると、続く2番では6mの下りのフックラインを沈めて2連続バーディ発進。6番でも4mのシビアな下りのバーディパットを沈め、「70」と伸ばしきれなかった2日目のうっぷんを晴らすかのようにプレーした。7番でボギーを喫しても、9番でバーディを奪い返してバックナインへ。ところが、終盤までその勢いが続かない。

2026年 フェデックスセントジュード選手権 3日目 松山英樹
2024年大会覇者が追うのはトップの背中

15番でラフから2mに寄せて5つ目のバーディを奪った直後のパー5の16番。左のファーストカットから217yd先のピンを狙ったセカンドは、グリーン左手前のバンカーの土手に突き刺さった。高い放物線を描いた一打が“目玉”になる不運だったが、「それは仕方のないこと」と受け止める。出すだけとなり、3日間を通じて最もバーディを取りやすいホールでスコアを伸ばせなかった。さらに最終18番では1.5mのバーディパットがカップ手前で左に逸れ、小さく首を傾げながらホールアウトした。

2026年 フェデックスセントジュード選手権 3日目 松山英樹
勝負のラスト18ホールへ

特に後半は、パットを打った直後に視線を切って歩き出す動作が多くみられた。「前半は上手く打てていたんですけど、もう少しラインの読みをしっかりとしていかないと。そこを明日はできるようにしたいなと思います」。ラインの読みをもう一段深め、ストロークにつなげることを課題に挙げる。首位のスコッティ・シェフラーとは6打差。2日目にシェフラーが「61」を出したコースだけに、まだ一気にスコアを伸ばせる余地はある。2024年大会覇者が諦める位置ではない。 (テネシー州メンフィス/中村文香)

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