火曜日は両チーム共に練習日。欧州選抜チームはスリーサムでラウンドし、米国選抜はフォーサムでコースに出た。

米国キャプテンのハル・サットンは、マスコミに対し火曜日の練習ラウンドで組んだメンバーには深い意味はないと言った。初日の組み合わせは選手たちにも伝えず、正式な発表となる木曜日まで組み合わせは明らかにしない方針を貫く模様。

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一方、チームと合流したタイガー・ウッズは記者会見でプライベートな質問を浴びせられていた。

-ボストン・ヘラルド紙によると、2週間前にフィアンセのエリンさんと破局したとありますが？

タイガー・ウッズ
「100％ウソの報道ですね。信じられないよね。メディアがあそこまでの真っ赤なウソを書いても罰せられないなんて。僕には何も起きていないし、幸せです。根拠のないことを書いて、平然としていられるメディアが本当に信じられない」

No.1の座から引きずり下ろされたタイガーに追い打ちをかけるような誤報。そんなタイガーや選抜メンバーに良いインスピレーションを与えようと、サットンはカリスマ性溢れるアスリートを特別ゲストとして現場に呼んだ。

ハル・サットン
「マイケル・ジョーダンに昨晩のチームディナーに参加してもらったんだ。ジョーダンのカリスマ性でチームに良いパワーを与えてもらったよ。タイガーに関しては心配どころか、彼のプレーをみて感動しているくらいだ。素晴らしいプレーヤーだよ。あなた方が何を見ているのか知らないけど、彼はスランプなんかじゃない。タイガーが『64』をマークしても負けるときはあるさ」

タイガー・ウッズ
「僕は一度でも負けてもいいなんて思って参戦したことはない。そんな考え方をしたら参戦する意味がない。僕がいかに意欲的に試合に勝とうとしているか、皆さんもよく知っているはずだ」

パドレイグ・ハリントン
「タイガーは今世界に何かを証明しようとしている。一気に巻き返しをするはず。そんな状態のタイガーは甘くみてかかると危険だね」

しかしキャプテン、サットンの期待とは裏腹にタイガーからは冷めた発言。

タイガー・ウッズ
「ジャック・ニクラスのライダーカップ戦歴を知っているかい？決して輝かしくないよね。でもメジャーは何勝した？」

こう語るタイガー、ライダーカップでの戦歴は、フォーサム2勝3敗1分、フォーボール2勝4敗0分、シングル戦1勝1敗1分と、なぜか期待に応えられていない。