年間王者&プレーオフ最終戦のあり方は? シェフラー、マキロイの考え
◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 事前(20日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)
ことしのプレーオフシリーズ最終戦はスタート時のハンディキャップを撤廃し、出場30人が同じ条件で4日間72ホールを回り、年間王者の座を争う。2007年にポイントレースのフェデックスカップが始まって以来、タイトル獲得の可能性が全選手に“等しく”あるのは初めてだ。
2018年までは最終戦を含めたシーズンの積算ポイントで年間王者を決定。ツアー選手権以前に王者が決まらないよう、直前大会までのランキング順で、リセットされたポイントに差を設けてスタートしていた。
このシステムでは毎年ツアー選手権の優勝者と、年間王者の2人が同時に誕生する可能性が高かった。また、試合中にポイントレースの動き、つまり年間王者のタイトルの行方が分かりにくいという意見から、ツアーは19年に新方式を採用。直前大会までのランキング順でスタート時のストロークに差を設定し、ランク1位は10アンダーから、2位は8アンダー、3位は7アンダー…と段階的にハンディキャップを付け、26位から30位まではイーブンパーからティオフさせた。
4年続けてポイントランクトップで大会を迎えるスコッティ・シェフラーは昨季までを振り返ると、「ストロークフォーマット(ハンディキャップ制)はあまり好きではなかった。ポイント制のほうが好みだった」という意見。その上で、全員がイーブンパーから出る今回の競技方式を歓迎している。
一方でプレーオフ第1戦「フェデックスセントジュード選手権」、第2戦「BMW選手権」に通常大会の4倍ものポイントが付与されることには疑問を呈した。シーズンで安定して高い成績を残し、トップ30に残ることの意義を強調しながら「この大会(ツアー選手権)に出ることを考えると、直近2週のポイントが(レギュラーシーズンの大会と)あまりにかけ離れていることが、素晴らしいシーズンを過ごしたかどうかという点において一貫性に欠けているように感じる」と語った。
今大会は30人でマッチプレーを行うという議論もあったという。シェフラーはこれについて「マッチプレーは長いシーズンの王者を決めるのにふさわしいと思わない。最後の試合だけ試合形式が違うのはひどい」と首をかしげた。
過去3度、年間王者に輝いたロリー・マキロイ(北アイルランド)もマッチプレー実施には否定的。「僕たちは一年を通じて毎週ストロークプレーをしているのに、最後の試合だけマッチプレーで決まるというのは、選手たちは受け入れにくい」
以前のハンディキャップ戦については「僕は少数派かもしれないが、それほど嫌いではなかった。素晴らしいシーズンを過ごした選手が、ここで有利であるべきだと考えていた」と言う。「ただし、もしも今週、ハンディキャップ戦が行われたとして、今季のスコッティの(圧倒的な)活躍を考えたとき、(2位と)2打差のリードでは十分ではないという意見もあるだろう」と、ポイントレースの戦況を最終戦のアドバンテージに落とし込むことの難しさを口にした。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)