マスターズ

サンディエゴに戻ったフィル・ミケルソン一家。メジャー初優勝の興奮が冷め遣らないミケルソンをマスコミが取材の嵐で出迎えた。

フィル・ミケルソン
「マスターズは前から僕のゲームスタイルに合っていました。全米オープンで2位が2度、一方のマスターズでは3位がベスト成績でしたが、以前からメジャー初優勝の可能性が高いのはマスターズだと思っていました。というのも、オーガスタで優勝するにはグリーン周辺で創造力豊かなショートゲームが要求されますし、またグリーンの難易度も高いコースだからです。またオーガスタには厳しいラフがありません。ファーストカットであれば、充分に思うようなショットが打てます。以前ティショットが右へ左へと安定していなかったときでも、オーガスタではラフがないのでリカバリーのチャンスが多かったんです。でも今回、満足の行くバックナインをプレーできたことで、どこでもフェアウェイを完璧にキープして、ピンを狙っていける自信がつきました。全米オープンが楽しみです」

エイミー・ミケルソン（ミケルソン夫人）
「マスターズという大会は目に見えない魔力のようなものが溢れています。歴史を振り返っても信じられないような奇跡や出来事が起きていますね。メジャーの中でも特別な存在なんですよ。そして今年のマスターズはフィルの番だったんです。素晴らしい4日間でした。一生忘れることはないでしょうね」