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松山英樹が戦う場所へ 米ツアー参戦を夢見る木下稜介が首位と3打差発進

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 初日(24日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

「アウトコースの方がスコアを伸ばしやすいと思った」。木下稜介は想定通りの内容で8バーディ、4ボギーの4アンダー「66」をマークした。

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前半のアウトは1番で6mのパットを沈め「勢いに乗れました」と、3連続バーディでスタートダッシュを決めた。5番(パー3)、6番(パー5)もとって、6番までに5バーディを量産した。しかし「ラフが短いけどボールがすっぽり沈むので、距離感が出しにくい。グリーンも今年1番速かった」と、PGAツアーのタフなセッティングで8番以降、12番までにボギーも4個重なった。

思わぬトラブルにも見舞われた。14番(パー5)で同伴競技者のベン・グリフィンがアンプレアブルの措置に手間取り、約40分も待機を強いられた。「さすがに40分は疲れました」とこぼすが、その後はスコアを崩さず、逆に16番(パー3)でバーディを奪ってフィニッシュした。

今大会で優勝すれば、米ツアーのシードが手にできる。「寄せ、パットのショートゲームが今の課題です。このチャンスをつなげたい。今日だけを見るとすごい良かったが、まだまだあと3日ある。気を引き締めていきたい」。首位と3打差のスタートに、膨らむ希望は隠せない。

同学年で世界と戦う松山英樹の話になると「次元が違います」と語りはじめた。松山が米ツアー10勝目を飾ったプレーオフシリーズ初戦の8月「フェデックスセントジュード選手権」。最終日の最終18番で見せたティショットに「鳥肌が立った」という。「18番はティグラウンドから見た景色が凄く狭い。あそこであの(優勝がかかった)プレッシャーの中でフェアウェイに打ち抜いてきたことにすごく感動した」。憧れと夢が詰まった舞台に行くために、残り3日も挑み続ける。(千葉県印西市/松島流星)

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