米国男子ツアー

米国男子事前情報/ビジェイ 「スタジアムでゴルフをしているかのよう」

2005/02/03 09:00

アリゾナ州のTPCスコッツデールで今週「FBRオープン」が開催。2003年まで「フェニックス・オープン」と呼ばれていた大会 は、毎年観客動員数を更新する大会としても知られている。ディフェンディング・チャンピオンはジョナサン・ケイ。尚、今 週は世界ランキングトップ10プレーヤーのうち、ビジェイ・シンフィル・ミケルソンら4名が出場。先週オフを取っていた ビジェイは1995年と2003年のチャンピオンでもある。

ビジェイ・シン
「先週はオフを取り、ゆっくりと休むことができて良かった。まだ気になる点は少しありますが調子もいいですし、オフを取 ったので準備万端です」

先週の「ボブホープ・クライスラークラシック」でPGAツアー9勝目を飾ったジャスティン・レナードも参戦。パッテイングの 練習を入念に行なっていたレナードは虎視眈々と2週連続優勝を狙っている。

ジャスティン・レナード
「好調な状態で試合に臨めるので嬉いです。ラフがかなり深いので風が吹けば難しいコースになります。今週は先週よりもス コアが高くなるはずです」

地元アリゾナ州立大学出身のフィル・ミケルソンも今週は出場。先週12位タイでフィニッシュしたミケルソンはスイングフォ ームが好調時の状態に戻りつつあるという。

フィル・ミケルソン
「だんだんスイングが良くなってきました。サンディエゴでは腕が錆びついていましたからね。今週はより良いスタートが切 れることを願っています。スイングも安定してきたので、良いショットが出るようになりました。最後の課題としてはボール をグリーンに乗せ、いいパットを決めれるような週にしたいですね。日曜にチャンスが来ることを願いながらトーナメントが 開幕するのを楽しみに待っています」

「鳥の巣」とも呼ばれる名物16番のグリーン周辺にはギャラリーが詰めかけ、選手がティグラウンドへやってきた途端、その名 前を連呼するなど大会はまさにお祭り騒ぎ。しかし、選手たちは気にもとめない様子。

マイク・ウィア
「いいことだと思います。我々がこの大会でプレーする時、何を期待するかといえば時には騒がしさなのかもしれません。テ ィショットを打つ時や18番を終える時などは本当にうるさくなるでしょう」

ビジェイ・シン
「16番ではコースに沿って観戦するギャラリーが詰めかけていますので、まるでスタジアムでゴルフをプレーしているかのよ うです。これがこの大会の魅力でもあります。私はボールを打つ時に静かにしてくれれば気になりませんし、私は気になりま せんよ」

フィル・ミケルソン
「どの大会でもこんな雰囲気はないので、プレーするのが本当に楽しみです」