米国男子ツアー

PGAツアー2004年シーズンをデータで振り返る

2005/01/06 09:00

2004年シーズン、46試合で31名がチャンピオンの座を手にした。「メルセデス」を制したスチュアート・アップルビーから始まり、レティーフ・グーセンの「ツアー選手権」優勝で締めくくられた。ビジェイ・シンがシーズン最多の9勝を挙げ、5人のルーキーが優勝を手に入れ、13人もの外国選手が優勝、10人の初優勝者が誕生し、2人が初日から首位を譲らず完全優勝を成し遂げた。

2004年のチャンピオン達が残したデータをもとに勝因を分析。まずはティショット。46試合における優勝者のうち26名がドライビング・ディスタンス部門でその週のトップ10に入っている。しかしドライビング・アキュラシーで見ると、結果は14/46と低い。

続いてG.I.R.(パーオン率)を見てみると、26/46がその週のトップ10ランキングに入る高いG.I.R.率を決めている。そしてパッティングでは35/46がその週の全4ラウンドで3フィート以内はすべて決めている。さらに、4フィート以内で見ても、25/46がノーミスを記録している。よって2004年、46大会におけるチャンピオン達はティショットの正確度よりも飛距離に優れ、G.I.R.率が高く、そして3フィート以内のパットは確実に決めていたという結論になる。

◇賞金ランキング上位4名のSTATS
(DD=ドライビング・ディスタンス、DA=ドライビング・アキュラシー、P=4-8フィートのパット)
ビジェイ・シン:DD=13位、DA=149位タイ、P=185位
アーニー・エルス:DD=19位、DA=185位、P=89位タイ
フィル・ミケルソン:DD=30位タイ、DA=120位タイ、P=155位タイ
タイガー・ウッズ:DD=9位、DA=182位タイ、P=55位タイ