米国男子ツアー

PGAに輝くグリーンの新星、ザック・ジョンソンに迫る!/マスターズ

2007/04/09 09:00

瞬く間に時の人となったザック・ジョンソン。わずか6年前までは、友人であり最終日の同伴選手、ボーン・テーラーから入場券を譲ってもらい観客としてオーガスタ・ナショナルを訪れていた。奇遇にも、その時ファンとして追いかけていたフィル・ミケルソンにグリーンジャケットを羽織ってもらった。

2000年に2部ツアー、ネイションワイドツアーの門を叩いたジョンソン。31歳ジョンソンの経歴を少し振り返ってみる。

●ネイションワイドツアーのデビューとなった2000年、最初の6戦は全て予選落ち。2001年にはNGA(National Golf Association)が開催する「Hooters Tours」(フーターズ・ツアー)に参戦し、3連勝を飾る。2002年もHooters Tourで1勝し賞金ランク2位に入る。

●2003年はネイションワイドで2勝し、年間MVPに選出される。賞金王に輝き、次年度からのPGAツアー参戦権を取得。

●なぜか4月に好成績を残している。2003年4月の「リーム・クラシック」でネイションワイドツアー初勝利、翌年の4月「ベルサウス・クラシック」でPGAツアー初勝利。そして、今回の「マスターズ」で初メジャー勝利・・・正に「春男」だ。

●「ベルサウス・クラシック」優勝を受け、2004年のPGAツアー最終戦「ザ・ツアー選手権」に出場。その年活躍したエリートが集う大会で上位争いを演じた(13位)。当時、アダム・スコットルーク・ドナルドら若手のインターナショナルプレーヤーが注目され始めていたが、「ファンダメンタルができている」と一部のメディアはこの頃から「次のアメリカ出身のスター候補」として一目置いていた。

タイガー・ウッズ、ミケルソン、ビジェイ・シンに並び、これからのPGAツアーを引っ張っていく選手になれるのか・・・新星登場に、PGAから今後も目が離せない。