リブゴルフの話題ばかりで悲しむトーマス※写真は2022年「チャールズ・シュワブチャレンジ」(Carmen Mandato/Getty Images)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前（13日）◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd（パー70）

前週の「RBCカナディアンオープン」で優勝争いを演じて3位だった世界ランキング5位のジャスティン・トーマスが会場入り。会見でここ数週間にわたってゴルフ界のみならず、スポーツ界で話題となっている新リーグ「リブゴルフインビテーショナル」の質問に「どこに行っても、誰かがその話を持ち出す」と話し、辟易した様子を見せた。

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「悲しいこと。信じられないような会場にフィールド、多くの歴史とたくさんの物語がある全米オープンなのに、すべての質問がそれであるように思える。残念なことだ」

PGAツアーはサウジアラビアが支援する新リーグ初戦に出場した17人の選手を出場停止にしたが、今大会を主催するUSGAは出場資格を有する者のプレーを許可。新リーグへの参戦を決めたフィル・ミケルソンやセルヒオ・ガルシア、ダスティン・ジョンソンらも出場する。

トーマスは「僕はただ、世界のベストと対戦したいし、メジャーに勝つために挑戦するチャンスがほしい。とはいえ、世界最高の選手がここにいる必要があると同時に、必ずしも（PGAツアーと新リーグの）両方ができるようになってほしいとは思っていない」と話した。

一貫してPGAツアーへの忠誠は変わらないトーマス。それでも「誰も（PGAツアーから）出て行ってほしくない」という思いもある。「僕にできることは、自分の主張をすることだけ」と、これまでともにプレーしてきた選手らが離脱の決断をしたという事実を悲しんだ。