コロナに感染していたスピース※写真は2021年「AT＆Tペブルビーチプロアマ」（Steph Chambers/Getty Images）

◇米国男子◇AT＆Tバイロン・ネルソン 事前情報（11日）◇TPCクレイグランチ (テキサス州)◇7468yd（パー72）

ジョーダン・スピースが4月に新型コロナウイルスに感染していたことを明かした。3週前に受けた検査で陽性反応が出たため、ダラスの自宅で自主隔離期間を過ごしていた。

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優勝した松山英樹をホールアウト後に祝福した「マスターズ」の2週後、スピースは「1日半」のあいだ症状が出て、倦怠感と副鼻腔の不調を感じたという。「正直言って、どこでかかったか分からないんだ。周りには誰も感染した人がいなくて…」

出場を予定していた4月下旬「バルスパー選手権」などを欠場し、その後は順調に回復して練習を再開した。オーガスタ以来のツアー復帰戦は、地元ダラス近郊での大会。ジュニア時代に数回、そしてPGAツアーの予選会でプレー経験のあるコースでカムバックする。

スピースは4月初旬「バレロテキサスオープン」で1351日ぶりに優勝。マスターズでは3位に入ったが、「現時点ではゴルフのプレーに戻って、この前までと同じようなリズムを取り戻すことが先決」と焦らずに状態を上げていくつもりだ。

次週の「全米プロゴルフ選手権」（サウスカロライナ州キアワアイランド）では、2017年の「全英オープン」以来のメジャー通算4勝目、キャリアグランドスラムがかかる。（テキサス州マッキニー／桂川洋一）