リディア・コーに再び世界ランク1位の可能性
2014/08/13 11:58
ニューヨーク州のモンローGCで14日(木)に初日を迎える、海外女子メジャーの今季第4戦「ウェグマンズLPGA選手権」。優勝すれば自身初の世界ランキング1位に立つ可能性がある同2位のリディア・コー(ニュージーランド)が、開幕2日前の12日(火)に公式会見に応じた。
コーが優勝し、現在1位に立つステーシー・ルイスが単独2位以上で終えないことが条件。4月「スウィンギングスカートLPGAクラシック」を制した翌週の「キングスミル選手権」、先月の「全英リコー女子オープン」など、過去にも優勝すれば1位に立つチャンスを逃してきた。
「優勝できれば嬉しいし、世界1位になれればさらに素晴らしいこと」と答えながらも、「でもそれについて考えるつもりはないわ」と、関心の序列は高くない様子。「他の試合と同じように試合を楽しむだけ。それが私にとって、もっとも大事なこと」と、世界1位に対しての言及は少なかった。
意識を傾けるのは、初めてのメジャータイトル。アマチュア時に2勝、プロ転向後の今季も2勝を含む10回のトップ10フィニッシュを遂げているコーだが、メジャーとの相性はそれほど芳しくない。2位で終えた昨年9月の「ザ・エビアン選手権」を除けば、今年6月「全米女子オープン」の15位タイが最高位だ。
それについてコーは、「メジャーは他の試合とは違う感覚があって、それが悪かったと思うの」と自己分析。「だから、今週こそ普通の試合と同じように、楽しむ感じでプレーしたい。良いショットとパットに繋がることに期待したいわ」。その結果は、世界1位の行方とともに間もなく明らかとなる。(ニューヨーク州ピッツフォード/塚田達也)