緊張感あった舞台も「今は楽しみ」 4度の海外メジャー経験で変わった佐久間朱莉の心境
◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 事前(4日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城)◇6598yd(パー72)
埼玉県で開催の前週「樋口久子 三菱電機レディス」で念願の地元優勝を果たした佐久間朱莉は、改めて多くの声援の大きさを実感した。「現地にもたくさんの方が駆けつけてくれたし、終わってからのサインの列も今までより長くて。本当にたくさんの方の前で優勝できたことがうれしい」と、昨季に続くシーズン4勝目を笑顔で振り返った。
最後の一打まで勝敗の行方が分からなかった小祝さくらとの接戦を制し、「日曜日はどっと疲れた」と話すが、「しっかり寝られてだいぶ疲れは取れてきている」と、少しずつコンディションも整いつつある。年間ポイントレースではトップを独走する桑木志帆に878.63pt差の2位。今週を終えて900ptより多く差が開いた時点で決着する女王レースの行方も、今週の大きな焦点となる。
世界のトッププレーヤーが集う日米ツアー共催大会への向き合い方にも、これまでとは違う感覚がある。今季は海外メジャーになるべく出る予定を立ててシーズンイン。4月の「シェブロン選手権」を皮切りに、「全米女子オープン」、「エビアン選手権」、「AIG女子オープン(全英女子)」とキャリアで最も多く世界の舞台を経験してきた。
「前までは海外の選手と回る機会がこれ(TOTOジャパンクラシック)ぐらいしかなかったので、すごく緊張感もあったんですけど、今は楽しみの方が大きい」と、世界のトップ選手を前にしても自然体でいられるようになった。
優勝すれば来季からの米ツアー出場資格も手にできる。「あまり意識していない」と必要以上に気負わない姿勢を示しつつも、「優勝したら(米ツアーに)行くと思います」とさらりと付け加えた。
当地で前回開催された2023年は76位に終わったが、滋賀で行われた昨年大会では4位に入った。「去年はいい位置でプレーできたので、去年より上に行きたい。優勝争いをして、自分に自信が持てるようなプレーが今週もできたら」。地元Vの勢いそのまま、シーズン自己最多となる5勝目を狙う。(茨城県小美玉市/安平賢太郎)