畑岡奈紗が8年来の相棒とタッグ解消 来季は新キャディと悲願メジャー制覇へ
◇米国女子◇FM選手権 最終日(30日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533yd(パー72)
畑岡奈紗が、今大会をもって専属キャディであるグレッグ・ジョンストン氏とのタッグを解消した。米ツアー3年目の2019年開幕戦からコンビを組んで8シーズン目。同年以降に米国で挙げた4勝、19年にスポット参戦した国内メジャー「日本女子プロ選手権」「日本女子オープン」の優勝を支えてくれた存在だった。「グレッグと一緒にたくさん勝たせてもらって、いい思い出も多い。(米ツアー)10年のうち8年は一緒でしたし、すごく感謝しています」と神妙に話した。
ジョンストン氏は、米ツアー通算31勝を誇るジュリ・インクスターらのバッグを担いでメジャー優勝経験もある大ベテラン。畑岡がプレーしていない時間帯にもコースを歩いて丁寧に情報を集め、2人で鉄壁のマネジメントを組み上げてきた。コーチをつけずにプレーする期間も長かった畑岡の相談に乗ったこともあり、米ツアーのトップ選手に上り詰めていく過程を戦略、技術、メンタルと多方面で支えた。
畑岡は「グレッグはすごく経験が豊富で、やっぱり一緒にメジャーを獲りたいっていう気持ちでずっとやってきました」とした上で、タッグ解消に至った理由を語る。「そこにばかり頼りすぎるっていうのも、今後自分が成長していく上でちょっと違うのかな、と。(コンビとして)長くいて、言えなくなってしまったこともあったりして…」。米ツアーでの戦いも10年目を迎えた。初めてのコースを除けば熟知しているトーナメント会場も少なくない中で、お互いをよく知る関係性に甘えず変化を取り入れる必要があると判断した。
見据えるのは悲願のメジャー制覇しかない。今季は6月「全米女子オープン」で6位に入ったが、44回の出場を数える5大メジャーで頂点に届いていない。「新しいステップとして、(何かを)変えなきゃいけない」と決意をにじませる。
今後は優勝した19年大会以来となる「ソニー日本女子プロ選手権」(9月10日~/石川・片山津GC白山C)参戦を挟み、「ウォルマート NWアーカンソー選手権」(25日~/アーカンソー州ピナクルCC)で米ツアーの戦いを再開する。過去2勝と好相性の同大会から、これまでアリー・ユーイングやメーガン・カンのキャディを務めたカート・モスカリー氏にバッグを預ける。来季のキャディについては未定とした。(マサチューセッツ州ノートン/亀山泰宏)