2026年 AIG女子オープン(全英女子)

まさかの最終ホール“+4” 前年覇者・山下美夢有が涙の予選落ち「実力の問題」

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 2日目 山下美夢有
連覇の夢がついえた山下美夢有は涙を流した

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 2日目(31日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71)

インタビューに答えた山下美夢有は、最初の質問に「そうですね、なかなか…」と言ってから言葉が出てこなかった。上を見上げ、20秒以上の沈黙を挟んでから「決まってくれなかったって感じですね」と絞り出し、涙がこぼれた。

1オーバー37位からの2日目は劇的な展開だった。3番でトリプルボギーが先行。左のポットバンカーから出そうとした2打目が右サイドのフェスキューまで達してトラブルに。もう一度バンカーにつかまるなど、5オン2パットで大きくスコアを落とした。

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 2日目 山下美夢有
2日目は衝撃的な展開となった

それでも、「そんなに(状態は)悪くなかった」と振り返ったように、4番でバウンスバックを決めた。ティショットを左に大きく曲げた8番でもつま先下がりのきついライからだった2打目でレイアップを強いられながら、必死のパーセーブ。9番のボギーも10番ですぐに取り返し、12番(パー3)もバーディとして予選通過圏内でプレーを進めた。

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 2日目 山下美夢有
最終ホールで「+4」をたたいた

16番でボギーを喫しても、最終18番を迎えた時点で通算3オーバーの暫定カットライン上にいた。ティショットを再びバンカーに入れ、ガードバンカーからの4打目もあごに当てて戻ってくるミス。5打目は花道方向に出さざるを得ず、トリプルボギーパットもわずかにカップの右を抜けた。まさかのクアドラプルボギー(+4)で「77」と崩れて通算7オーバー。2001年のメジャー昇格後2人目の大会連覇への挑戦は、メジャーで2024年の全英女子以来となる予選落ちで幕を閉じた。

前週「スコットランド女子オープン」を5位で終えて乗り込んできた。「シンプルにメジャーに対してコンディションというか、そこに調整できなかった」と悔しさをにじませる。「左に行くことが多かった」というショットの乱れは山下としては珍しく、パッティングを決め切れないシーンが散見された。

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 2日目 山下美夢有
「自分の実力」と振り返った

ディフェンディングチャンピオンとして大会イベントへの参加やメディア対応など、いつも以上に慌ただしい準備期間を過ごしたが、連覇へのプレッシャーも含めた“外的要因”の影響を否定する。「フィーリング自体はそんなに悪くなかったですし、自分の実力の問題かなと思う。コースに入った時の自分のプレーが、練習場と違っていた」。初日のラウンド後には練習場へ直行し、コーチである父・勝臣さんと取り組んだ修正作業も実らなかった。

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 2日目 山下美夢有
これからも戦いは続いていく

今季5大メジャーは終わっても、シーズンは続く。歴代覇者として、2027年以降も大会2勝目へ挑むことになる。「徐々にレベルアップしていけるように。この試合だけじゃなくて、どの試合もそうですけど、立て直していけるように頑張りたい」と気丈に前を向いた。(イングランド・リザムセントアンズ/亀山泰宏)

この大会の画像をすべて見る

大会関連ページ

広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

特集記事PR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス