山下美夢有は弾道もスピン量も自由自在で強風攻略「日ごろから練習していること」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 3日目(25日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)
出だしからパーを並べていた山下美夢有は、9番で最初のバーディを奪った。残り105ydから52度のウェッジで右ピンに絡めた2打目はイメージ通り。「狙ったところにしっかり打てたっていうのは自信にもなります」。好機を逃さなかったパッティングも含めて納得のシーンで、流れ良く10番の2連続バーディにつながった。
リンクスコースを戦う上で欠かせない強風攻略は、山下にとって日常的な作業でもある。練習場で弾道測定器のトラックマンを駆使し、強風下で有効な弾道やスピン量といった自分のショットデータは頭にたたき込んである。それに伴う打ち方やボールポジションの調整が自らの引き出しに入っているからタフなコンディションにも動じない。
「やっぱりアゲンストは風の影響がすごい。球が上がったり、スピン量が増えると飛ばない。なるべく低弾道で、スピンもなるべく少ない方が絶対に飛ぶ。サイドスピンも(なるべく)ない方がいい。リンクスだからとかじゃなく、日ごろから、そういう練習はやっていますね」とよどみなく話す。昨年「AIG女子オープン(全英女子)」でのメジャー初制覇は地道な積み重ねがあったからこそ。初出場だった前年大会で10位に入ったダンドナルドリンクスで、ことしも通算2アンダー6位と上位につけて最終日を迎える。
鉄壁のラウンドを進めていた3日目、少し悔しい上がり2ホールも最終日の糧にする。17番はフォローの風でティショットが右ラフまで突き抜ける形となり、ライが悪いセカンドは横に出すしかなかった。この日唯一のボギーを喫し、最終18番(パー5)も3m強のチャンスを仕留め切れなかった。
「最終日、最後まで何があるか分からない。どういう状況が来ても対応できるように準備したい」。しっかりと弾みをつけて、連覇が懸かるイングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGCでの全英女子に乗り込みたい。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)