「靴もめっちゃデカい!」150cmの西村優菜が190㎝の超大型選手と同組でスコア完勝
◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(25日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC (ミネソタ州)◇6760yd(パー72)
最終18番、オナーで打った西村優菜の1Wショットは「ちょっとミスヒット」で飛距離225ydだった。続けて打った同組のヘレン・ブリエム(ドイツ)はビッグキャリーで281ydを稼いだ。「『あんなボール、打ってみてー』って思いながら見てました」と笑うしかない瞬間が、この日何度あったことか。
身長150㎝の西村が190㎝のブリエムを見上げるのは、この日が初めてではない。自身も出場した昨年12月のQシリーズ ファイナルステージでトップ通過を決めたのがブリエムだった。「アラバマ(予選会)に行った時に、『でっけえ人いるなあ~』って思ってたんです」
当時は会場ですれ違う程度だったが、メジャーで予選同組となって間近で見ると「マジでめっちゃデカいし、靴もめっちゃデカいし、めっちゃ飛ぶし…」と衝撃度は半端ない。西村から見て左に曲がったと思うティショットが、利いているはずのバンカーを軽々越えてフェアウェイにある…なんてことが当たり前。「ちょっと“メンズゴルフ”な感じでした」と目を丸くする。
それでも、初日2オーバー98位と苦戦したブリエムを1アンダー27位と上回ってみせるのが西村の真骨頂だ。湖に面した10番グリーンで風に当たり、ボールが思ったより転がらない3パットボギーで一時2オーバーまで後退しながら、12番からの3連続バーディで鮮やかにカムバック。「流れの悪いところでいいショットが出ていたし、集中力を切らさずに回れた」とうなずいた。
18番も5Wで打ち上げたセカンドがグリーンをキャッチして転がり、4mのチャンスを演出。同組3人のうち、最も遠い距離から、最もピン近くに絡めた。「あの距離がピンをさしてくれるとうれしい一打、気分が乗れる一打かな」。バーディパットはわずかに右を抜けても、フェアウェイキープ失敗がわずか1ホールだったティショットの安定感を含めて手応えがにじむ。
最終組をプレーしてホールアウトは午後8時前だった。「寝ます!」と笑顔で午前組の2日目に向かえるのがうれしい。(ミネソタ州チャスカ/亀山泰宏)