池ポチャ、繰り返したナゾのミス、サプライズケーキ…馬場咲希は涙の21歳バースデー
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目(25日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)
ホールアウト後、ツアーが用意してくれたサプライズケーキに馬場咲希はポロポロとうれし涙をこぼした。この日が21歳のバースデー。1組うしろでプレーを終えた勝みなみも交じっての祝福に泣きじゃくりながら感謝した。
感情があふれたのはホールアウト後だけではなかった。昨年は「全米女子オープン」(36位)しか経験できなかったメジャーの決勝ラウンド。前半はしっかりとグリーンを捉えてチャンスを作り、6番でバーディを先行した。
スコアを伸ばせそうで伸ばしきれない流れは後半に一変した。ティショットを左に曲げた13番で最初のボギー。15番(パー3)は3パットでスコアを落とすと、16番(パー5)で右サイドに広がる池につかまった。「一番やっちゃいけない。ホント最悪…」。直前のボギーから気持ちを切り替えられないまま立ったティイングエリアで、冷静に左サイドを広く見られなかったことが悔しくて仕方ない。結果的に拾ったナイスパーでは自分を許せなかった。
ともすれば16番よりショッキングだったのは17番。フェアウェイセンターのいいアングルから、9番アイアンを握った2打目がグリーン左奥のエッジまで達した。右には池が広がるロケーションであろうと、左ピンの右に打っていかなければいけない状況で、左に大きくミスしたのは2日目と同じ。「なんなんだろう、あれ…。意味わかんないです。17番はきのうも2打目がうまくいってないから、ちゃんと考えて作戦を練ってきたのに、結局打てないんだ…って。ボギーを打った事実よりも、2打目の責任が重大すぎる」と首をひねった。
1年前、同じ「シェブロン選手権」で迎えた20歳のバースデーは予選落ちを喫した日だった。「去年は誕生日がうれしいけど、ちょっと悲しい感じの気分だった」。ことしはカットラインをクリアして着実な成長を刻んだ。悔しさいっぱいのミスショットも、週末にプレーしているからこそ向き合える課題だ。通算イーブンパー44位から、タフなコースにもう一回チャレンジできる。
誕生日をお祝いする輪の中で、勝の母・久美さんがユーモアたっぷりに声をかけた。「(21歳なら)アメリカでもお酒が飲めるぞー」。周囲に愛されながら、新たな一年もゴルフと向き合っていく。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)