原英莉花の“デビューラウンド”はダボ発進から4連続バーディ締め 「どうなることかと思った」
◇米国女子◇ブルーベイLPGA 初日(5日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6712yd(パー72)
夕闇迫るコースで初日を終えた原英莉花は安どの笑みを浮かべた。中継局U-NEXTのインタビューに「出だしはどうなることかと思ったけど、4連続バーディで終われて明日につながります」と答える顔は少し紅潮しているようだった。
2023年の米ツアー2次予選会をスコア誤記で失格、2024年は最終予選会に進み、昨季は国内のシードを放棄して米下部エプソンツアーに専念。年間ポイントランク5位となってレギュラーツアーに昇格した。紆余曲折の末に迎えた米ツアーメンバーでの“デビューラウンド”も波瀾万丈だった。
出だし10番でいきなりダブルボギー。グリーン奥からのアプローチが強く入ってグリーンを出てしまい、2mのボギーパットを外した。パー5の14番で初バーディを奪ったものの、16番(パー3)、17番で連続ボギー。2つ目のパー5の18番でバーディを奪ったが、折り返した1番でボギー…。3オーバーまでスコアを落とした。現地午後1時2分という遅いスタートで風が強まる条件も相まって、3オーバーまでスコアを落とした。
しかし、そのまま終わらない。6番で2.5mのチャンスを決めると、パー3の7番はピン右奥3mにつけ、これも決めた。パー5の8番は2打目をグリーン手前まで運び、チップショットを1mへ。最終9番もフェアウェイからウェッジで1mへ。“ダボ”始まりから上がり4連続バーディという劇場型プレーで、1アンダー「71」でフィニッシュした。
「風も強くて探り探りではあったけど、よく考えて一打一打を大切に打ちました」。そう一日を振り返る顔に充実感が漂う。26位で2日目へ。「短いホールで2打目をウェッジで打つことが多いけど、フォローとアゲンストで(距離感の)差が激しい。そこを注意したいです。結構暑くて集中力を奪われるけど、明日もアンダーパー目指して頑張ります」。やっとの思いで手にした舞台で、原が力強く一歩を踏み出した。