2025年 ロッテ選手権

日本プロテストでの挫折から米国へ 下部ルーキー伊藤二花の挑戦

2025年 エプソンツアーチャンピオンシップ 2日目 伊藤二花
ルーキーとして米女子下部ツアーに参戦する20歳の伊藤二花

◇米国女子下部◇エプソンツアーチャンピオンシップ 2日目(3日)◇インディアンウェルズ ゴルフリゾート(カリフォルニア州)◇6642 yd(パー72)

今季から米下部エプソンツアーに臨むルーキーの伊藤二花が、首位と4打差の8位でシーズン最終戦を折り返した。今季出場17試合でトップ10入りは8位で終えた8月「フォーウィンズインビテーショナル」のみ。年間ポイントランキングは76位で来季シード争い(80位まで)の渦中にいるが、「頭にはあるけど、それを考えちゃうと良くない」とフラットな気持ちで望めている。

前半11番では渾身の一打でバーディを先行した。「スタート前の練習から良かった」というショットで129ydからピンそば1.2mにつけ、やや下りのフックラインを読み切ってカップイン。「今日はドライバーが良いところに打てた」とティショットにも手応えを感じている。

2025年 エプソンツアーチャンピオンシップ 2日目 伊藤二花 マリア・ファッシ
初同組になったマリア・ファッシのプレーっもしっかり記憶に

米下部ツアーに目を向ける契機となったのは、昨年1次で敗退した日本のプロテストで味わった挫折だった。「どうしようかなと。でも、1次で落ちたのでこっち(米国)の予選会の締め切りに間に合って。家族と相談して『行こう』と」。海を渡り1次予選会から臨み、2次で敗退したものの米国で仕事場を手に入れた。

慣れない環境にも対応しながら、「だいぶ色々と成長できました」と実感している。「いままでは“ちょっと打ちにくいな”っていうところでも“ピンハイに落とす”という思いが強くて打っていた」というスタイルから、「ピンを狙わず我慢する」プレーを覚えることでスコアメークが安定。今週は特にその戦略が生きていると話す。「ピン位置が自分に合っているのかもしれないけど、(状況によって)あきらめられるというか」。狭めていたターゲットが広がったことで気持ちに余裕をもって打てるようになったのかもしれない。

2025年 エプソンツアーチャンピオンシップ 2日目 伊藤二花
この一年は父親の史生(ふみお)さんと二人三脚で歩んできた

今年も日本のプロテストに挑戦したが2次で敗退しており、アメリカでの職場確保に必死だ。今週3位以上に入れば、LPGAツアー(米レギュラーツアー)の最終予選会に臨めるポイントランク35位以内に浮上する可能性もある。残り2日間での決勝では「伸ばし合いなのでボギーは打ちたくないけど、最低でも1個は“良し”として」と許容範囲を広げて臨む構えだ。

前週の日本ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で優勝した菅楓華や今季1勝のルーキー入谷響らと同じ2005年生まれ。同世代の活躍に負けじと、米国で奮闘する20歳の挑戦は続く。(カリフォルニア州インディアンウェルズ/石井操)

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