国内女子ツアー

ルーキー・オブ・ザ・イヤーに堀琴音ら3人 男子は対象なし

2016/12/09 06:00
新人賞に輝いた堀琴音。来季こそ初優勝を手にしたい ※2016年「LPGAツアー選手権リコーカップ」撮影

日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)は8日、「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」を発表。女子は堀琴音松森彩夏ささきしょうこの3人を選出し、男子は2014年以来の“対象なし”となった。また、10月の女子メジャー「日本女子オープン」をアマチュアで初めて制した畑岡奈紗(ルネサンス高3年)には「GTPA特別賞」を授賞することにした。表彰式は16日(金)に都内で催される。

同賞はGTPAが1998年からスタートした、男子はツアープロ転向後、女子はプロテスト合格後または初めてTPD登録をした者で、それぞれ最長2シーズン以内(海外ツアーを含む。ただし初年度は全試合数の3分の1以内の出場であれば、その年は含まない)の選手を対象に選考される。

堀は2014年のプロテストに合格の20歳。ツアー本格参戦2年目は6回のトップ5入りを果たし、賞金ランクはキャリアハイの11位を記録した。松森は「富士通レディース」、ささきは「大東建託・いい部屋ネットレディス」でのツアー初優勝を評価。女子から同一年に3人が表彰されるのは08年(三塚優子原江里菜服部真夕)以来となり、目覚ましい若手の台頭を象徴する選出となった。

また、輝かしい実績によりゴルフ界に大きな話題を提供した選手を表彰する「特別賞」には、ツアー史に残る記録を打ち立てた17歳の畑岡を選出した。畑岡は米国女子ツアー最終予選会(ファイナルQT)を上位で通過し、来年はアメリカを主戦場にする予定だ。