繰り上げ出場の藤崎莉歩が女王イ・ボミと並び、首位と4打差で最終日へ

鹿児島県で開催されている「Tポイントレディス」2日目、24歳の藤崎莉歩（ふじさき・りほ）が第2ラウンドを3バーディ、2ボギーの「71」でプレーして、通算3アンダーの4位につけた。首位と3打差に迫り、ツアー初優勝のチャンスを迎えた。

悪天候によるサスペンデッドで初日はホールアウトできず、この日25ホールを完走した藤崎にはやや疲労感が滲んでいた。「1.5ラウンドしたので（結果は）上出来です。きょうはミドルパットが入ってくれた」と振り返った。

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2010年にプロ合格。昨年10月の下部ステップアップツアー最終戦「京都レディースオープン」で、初優勝を飾った。この優勝によって、レギュラーツアーの今季開幕2連戦の出場権などを手にしたが、いずれも予選落ち。ウェイティングから繰り上げ出場となった今週、絶好の位置につけた。

「昨年ステップでやっと優勝できたので、今年はレギュラーツアーで活躍したい」という強い気持ちで臨んでいる。今季の出場資格はQTランク45位。出場人数が狭まるシーズン後半戦への出場が厳しくなるため、このチャンスはみすみす逃せない。

「初めていい位置でラウンドができるので緊張すると思う。せっかくのチャンスだから、あしたは楽しんでラウンドしたい」。最終組の1つ前から、背中を追う。（鹿児島県姶良市／糸井順子）