ショットの調子に不満を漏らしながらも、単独首位発進を決めた森田理香子

国内女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が24日（木）、兵庫県のマスターズGCで開幕。ツアー最高額に並ぶ賞金総額1億4,000万円をかけた一戦で、賞金ランキングトップ快走する森田理香子が5バーディ、1ボギーの「68」で回り、4アンダー単独首位で飛び出した。

「今日はショットが良くなかった」と、特にティショットをラフに外す場面が目立ったが、前日に縦の距離感への課題を口にしていたアイアンでチャンスメーク。スタートから4ホールパーが続いたあとの最初のパー3、前半14番のティショットから流れを呼び込んだ。

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7番アイアンでピン手前1.5メートルにピタリとつけて、バーディを先行。続く15番（パー5）も伸ばして2アンダーで折り返すと、1番（パー5）の3打目も1メートルに絡めて首位争いに参入。2番は3パットで唯一のボギーを叩いたが、7番、さらに8番（パー5）と連続バーディを決めて混戦から頭1つ抜け出した。

今季は29試合に出場して、トップ10スタートは8試合のみ。うち7回は、2勝を挙げた5月末までの絶好調時に集中している。「いつもスタートが悪いって言われているし、自分もそう思っている」と、特にここ数ヶ月のスロースタートを自認していただけに、今季初の首位発進に「気持ちいいですね」と笑顔もこぼれた。「優勝している時は、いつもスタートが良いスコアだった」という絶好の滑り出しは、今季4勝目へ向けて何よりの吉兆だ。（兵庫県三木市／塚田達也）