ノーボギーのゴルフに「100点に近い」と話す北田瑠衣

国内女子ツアー「スタンレーレディスゴルフトーナメント」の初日。1番、2番と順当にパープレーを続けた北田瑠衣が、3番でバーディを先行。この3番はコースの中でもっとも標高が高いコースの最北端に位置するため、ついて歩くギャラリーはまばら。北田の組には5名程度がついて歩いていたが、その中に夫の石井恵可氏の姿があった。

男子ツアーで谷口徹のキャディを務める石井氏は、今週谷口が試合を休んだこともあり東名CC（静岡県）に駆けつけた。その夫の前で北田は、5番、6番と連続バーディを奪い、後半は14番でバーディ。4つのバーディを奪い、ノーボギーでホールアウト。3位タイに好発進に「100点に近いゴルフができました」と目を輝かせる。

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先週の「日本女子オープン」は予選2日間、通算12オーバーで予選落ち。「完全に打ちのめされました・・・。週末は福岡に帰って気分転換ができたので良かったです。日曜日は女子オープンをテレビで見入っちゃいました。感動的な幕切れでしたよね」。実家に帰りくつろぐことで、気分よく今週を迎えたと言う。

石井氏が観戦していたことには「ほんとダメなところ見せなくて、良いところが見せられて良かったです。会うのも1ヶ月半ぶりなので、すごく新鮮だし（笑）」と久しぶりの再会を果たした喜びが好スコアにつながり、ホッと胸をなで下ろす。

「いいゴルフでしたよね。明日も頑張ってくれるかな」とは、観戦を終えた石井氏。今年初めてという北田のゴルフを見終えると、パッティングの練習まではつきあったが、観戦はこの日だけ。あとは最終日にテレビで見ます」と言い残しでコースを出た。

夫の応援が無くなった2日目以降も、この日のように完璧なゴルフを続けることはできるか。（静岡県裾野市／本橋英治）