逃げたフェレットも見つかり、好相性の大会へ気兼ねなく挑む横峯さくら

「ニチレイレディス」で過去2度の優勝を誇る横峯さくらだが、いずれも袖ヶ浦CC新袖Cに移った2010年以前、美浦ゴルフ倶楽部でのもの。しかし、「相性の良い大会だと思う」とポジティブに今大会へと臨んでいる。

先週の「サントリーレディスオープン」では、試合後に事件が起きた。横峯がホールアウトすると、キッチンカーから飼っているフェレットの“クック”が逃げ出していることが判明。「16時半にあがって、19時半くらいまで探したけど暗くなってきてしまって･･･」と、その日は捜索を断念。ゲージ内におやつと水を置いていったんコースを離れ、翌朝に戻ってみると「違う動物が食べた形跡があって、余計怖くなった」という。

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しかし、朝5時から捜索を再開すると、6時半頃にコース内のガレージにいるところを作業員が見つけてくれた。「私は泣いちゃったんですけど、クックの方は“ん？”みたいな顔をしていて」と今となっては笑い話だが、ツアー生活での大きな癒やしとなっている存在との再会に横峯は大きく胸をなで下ろした。

マスコミにも捜索協力を仰いだ横峯は「お騒がせしました。ありがとうございました」とこの日の取材時に一礼。「（今週も）いつも通りのプレーが出来るので、良かったです」と笑顔を見せた。

クック発見の効果か、大会前日に行われたプロアマ戦で優勝を飾った横峯。今週クックは自宅で留守番ということで、試合へも気兼ねなく集中できそうだ。（千葉県千葉市／今岡涼太）