ツアー初勝利を狙う藤本麻子が2打差の4位タイに浮上。ホールアウト後の表情も晴れやかだ

森永高滝CCで開催されている「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」2日目。09年プロ入りの21歳、藤本麻子が3連続を含む4バーディ、1ボギーの「69」をマーク。通算4アンダーの4位タイに浮上し、ツアー初勝利に向けて2打差からの逆転を狙う。

アウトの前半に4番（パー3）から3連続バーディを奪い、一気に首位争いに参入。「風が難しくて読みきれなかった」という後半は1バーディ、1ボギーと伸び悩んだが、その1つのバーディが「ラッキーだった」という14番。2段グリーンの段下から10mのロングパットを捻じ込み、混戦の中で貴重なバーディをもぎ取った。

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今シーズンはトップ10フィニッシュを重ねること8回。タイトルまで手が届きそうで、なかなか届かない展開を繰り返してきた。周囲の期待もやはり大きく、「皆さんに期待をしてもらっているし、早く優勝したい気持ちはある。いいポジションにいられているし、明日は頑張りたいです」と、鼻息は荒い。

「状態は上向きなので、あとはコースマネジメント。しっかりと自分のプレースタイルで戦いたい」。初勝利にもっとも近いとされる若き実力者が、今度こそ歓喜の瞬間を迎えるか。（千葉県市原市／塚田達也）